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野球 コラム 2023年5月4日

【楽天好き】島内宏明選手、安田悠馬捕手が「意味わからない」と驚く打球の秘密は脇腹だった件

野球好きコラム by 松山 ようこ
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島内宏明選手と安田悠馬捕手(左)

島内宏明選手の対談シリーズ。今回はプロ2年目、2021年ドラフト2位の安田悠馬捕手が登場してくれました。

安田選手は、昨季はチーム史上初となる新人捕手としての開幕戦先発フル出場をするも、その後はケガなどで一軍出場は5試合のみ。満を持して今季から一軍に帯同し、田中将大投手とバッテリーを組んでは、4月14日は豪快な3ランを披露するなど要所でブレイクを予感させる活躍を見せています。

関西出身らしく、島内選手の小ボケが入ったコメントにすかさずツッコミを入れる安田選手。そうした掛け合いも含めてお楽しみください。まずは前編です。

―― 調子はいかがですか?

島内選手:調子はちょっと今、あんまりよろしくないですね。これで良いって言いたいところですけども。だから、隣にいる安田を見習って強いスイングを心がけていきたいなと思っています。

安田選手:え!何言ってんすか!

―― 島内選手は、4月下旬から連続安打などバッティングは上向きになっているのでは?

島内選手:う~ん…。今年はどうも正面をつく打球が多いのが気になってるんですよね。でも、ゲッターズ飯田さんの占いによると、僕の今年の運勢は悪いらしいので、それはもう仕方ないのかなと。

―― 占いを信じているんですか?

島内選手:信じてるというか運命は変えられないんで、今できる自分のことを集中してやっていきたいですね。

―― 占いだから運命ではないと思いますけど…

島内選手:そうですね。そんな信じてはないですよ。

安田選手:え!どっち!(笑)

―― 「できること」とは、たとえば今の時期は何をされてるんですか?

島内選手:そうですね、今はもう振り込みとかはなかなかできないので、しっかり身体のメンテナンスをして、試合を迎える毎日なので、その日の一番いい状態で試合に入れるっていう形を目指してはいます。

―― 安田選手は、一軍での毎日は今年がほぼ初めての経験と思いますが、身体のコンディショニングに難しさを感じていますか?

安田選手:そうですね、毎日毎日コンディショニングを整えるって大変で、簡単じゃないです。いろんな環境にも合わせることが大事になってくるので、大変です。

島内選手:ほんとに大変って思ってる?(笑)

―― すでに掛け合いが相当に自然ですが、お互いの第一印象を教えてください。

島内選手:それはもう強烈だなと。会う前に映像を見た時から、バッティングのパワフルさに圧倒されましたし。僕、別の番組で次にブレイクする新人選手を聞かれて、安田って答えてるんですよ。「化け物」って。一昨年から注目してましたから。

安田選手:え!ありがとうございます!でも自分は初めて、島内さんのバッティング練習を見た時に、衝撃でしたから。もう、意味がわからなかったです。同じ人間とは思えない感じがしました。

―― 島内選手のバッティング練習に衝撃を受けたって、前回も山崎剛選手が同じこと話していました。何がどうすごいのか教えてください(山崎選手いわく、音がすごいとのこと)。

安田選手:(見ると、島内選手の)飛ばし方が意味わからないんですよ。なんで?っていう。でも、僕が聞いた情報によると、島内さんは脇腹の筋肉がめちゃくちゃ分厚いらしく、そこを使って飛ばしているらしいんです。

―― それは本当ですか?

島内選手:そうですね、小学生の時はそこしか鍛えてなかったですね(笑)。

安田選手:スイングの時にこう持ってくる(インパクトまでの素振りを身振りして)脇腹の筋肉がすごいから、普通の人間と違うんですよ。

島内選手:飛ばし方は確かに違うかな。バーンって飛ばすか…

安田選手:絞るみたいな。

島内選手:そうそう、締める感じなのかな。安田はどっちかっていうと全身を使ってウワッと飛ばす感じ。

―― ということは、島内さんは相当力が強いということですか?

島内選手:いえいえ、強くないですよ。

安田選手:いや、強いっすよ! 脇腹がわけわかんないぐらい強いから、あんな打撃ができるんですよ!

―― もう一度お聞きしたいんですけど、本当に脇腹ばかり鍛えていたんですか?

島内選手:はい。昔は困ったらそこみたいな感じで鍛えてました。困った時にやると効くんですよ。(身振りで左右にひねるトレーニングの動きを示して)この手の刺激を入れると、ちょっとスイングの時に(感覚が)戻るというか、出力が出やすくなることに気がついたので、やってましたね。

安田選手:うへ、すげえ…。

島内選手:いやいや、打ち方が(安田選手とは)違うんでね、やっぱり。だから、みんながみんなやっていいっていう鍛え方というか方法じゃないと思います。僕はそれで。

安田選手:なるほど、島内さんには合ってるんですね。

―― いつ、どんな時にこの方法を思いついて、そうしようと思ったんですか?

島内選手:わかんないですね。なんか気づいたら、小学生からチューブ引いてたような気がします。

安田選手:チューブですか!だから登場曲も!(島内選手の登場曲はTUBE『海の家』)

島内選手;そうそう。繋がってる(笑)

安田選手:すげえ!(笑)

―― うまい!(笑)

まだまだ話は続きますが、座りよくオチをつけていただいた(?)ので、今回はここまで。島内選手がところどころ冗談を入れながら、わかりやすく話してくれるのは有望な後輩との対談ならではでしょうか。次回もお楽しみください。

取材/文:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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