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野球 コラム 2023年3月16日

【オリックス好き】山本由伸インタビュー。いつも通りシーズンへ向かう

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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意気込みを語る山本由伸

最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振と投手4冠を史上初の2年連続で獲得。さらに沢村賞とMVPも2年連続で受賞し、日本球界を代表するエースとなったオリックス・バファローズの山本由伸投手。新しいシーズンに向けての準備や、大事にしていること、さらには今シーズンへの意気込みを聞いた。(取材日:2023年2月春季キャンプ中)

J SPORTS STADIUM2023

◆このオフもしっかりトレーニングができた

―― 日本一になったことで気持ちの変化はありましたか?

本当に優勝したのはすごくうれしかったですが、それは1回置いといて、気持ちを切り替えて、いつも通りの入りができてると思います。

―― いつも通りというところが一番難しいと思うんですけども、特にその中で心がけていることはありますか?

チームメートのみんなも、昨シーズン優勝したからどうとか、そういう気持ちはもう一切ないと思いますし、チーム内で競争が始まってるので、僕も含めてみんな必死にやってるのが、いつも通りに繋がってると思います。

―― お話を伺うと必ず「いい練習ができました」とか、投げた後は「また次に向けて練習します」とか、「練習」という言葉がよく言われます。

練習でできないと本番でもできない。練習は大事だなと、試合をするごとに思います。

―― そういう意味では今年のオフも練習して、準備を進められてきましたか?

結構、練習できたと感じてます。

―― シーズンを終わって、11月、12月、1月と追い込む練習をするのでしょうか?

追い込むというか、例えば走り込んだりはしないですが、しっかりトレーニングもたくさんしましたし、技術的な練習もたくさんしました。

―― 練習メニューはたくさんありそうですね。自分で考えてするトレーニングもありますか。それとも専門家の方からのアドバイスですか?

練習メニューはたくさんあると思いますが、自分で考えてやることは一切ないです。やはり自己流は絶対無理です。教えてもらっても、すぐにできないことも多いですし、やっていってうまくなるので、とにかくやり込むということです。

山本由伸、今季もしっかりトレニングを積んで挑む

―― その中で春季キャンプに入って一番驚いたのが投球フォームの変化です。昨シーズン良かったのに今年変える恐怖はありませんか?

「いいことをしている」という気持ちなので、そこに怖さとか一切ないですね。普通です(笑)。

―― それを普通と思えるメンタルの強さがあります。

メンタルも別に強くないですね。普通です(笑)。

―― 今年のブルペンを見ていたら、毎年のことかもしれませんが、1球ずつ確かめながら投げていました。

それもいつも通りです(笑)。

―― 森友哉捕手と石川亮捕手が移籍してきました。新鮮な感じはありますか?

森さんとはバッターとしての対戦もたくさんあったので、そこの意見も踏まえてアドバイスをいただけるのは、すごく新鮮でした。石川さんからも新しい意見が聞けたりしてるので、僕の野球人生的にもすごくありがたいです。バッターから感じるものと僕の投げてる感覚、そういう球がよく感じてるんだとか。そういう発見がありましたね。

―― 今年の春季キャンプ、例年以上にファンの方がたくさんでした。

平日でもいつもの土・日曜ぐらいのファンの方に来ていただいて、本当にありがたいですね。

―― 今年はファンとの距離もちょっと近くなりましたね?

そうですね。サインとかできないとは言っても、すごく距離は近くなりました。やはり、それが春季キャンプの魅力だと感じますね。

―― ファンの期待もひしひしと伝わってくるんじゃないでしょうか。
ありがたいですね。

◆WBC、そしてパ・リーグ3連覇と2年連続日本一へ

―― 順調にプロでの成績を上げてきて、いろいろなことがあったと思うのですが、入団から「ここは確実に変わってきた」というところはありますか?

一気に変わることはないので、徐々に変わってきてると思います。どこが変わったかは、ちょっと分らないですね。ただ、なんとなく自分が成長できているのは年々感じます。

―― 入団から「ここだけはブレないでおこう」と思う部分はありますか?

でも野球はすごく大好きです。そこはやっぱり一番大切だと思います。それがないと練習も頑張れないので、そこは大事にしています。うまくいくこともあれば、打たれることもある。うまくいくばかりでも、楽しくないと思います。

山本由伸、今年の漢字は「勝」

―― 今は楽しい部分が多いですか?

シーズン中は、やっていて楽しいと感じるのは意外とないです。最後「優勝しました」となってから、今年も楽しかったと感じますが、シーズン中はすごく必死なので、試合で投げていて「めっちゃ楽しい」と感じることはないです。

―― 今年は開幕前にWBCがあります。日本代表への想いを聞かせてください。

トップ選手の中でプレーできるのがすごく喜びが大きいですね。

―― これまで、プレミア12や東京五輪で代表になっていますが、今回のWBCは何か気持ちが違う部分がありますか?

代表入りするのは3回目ですが、大会も違って、今回は監督やコーチ、メンバーも違うので新鮮な気持ちというか、初めての時のような感じがします。

―― 今回は国内で勝ち上がっていくとアメリカでのラウンドです。年末にはマイアミに行かれたそうですが、アメリカで投げるイメージは作られましたか?

球場を見に行ったんですけど、そこが満員になるとどうなんだろう?というワクワクがすごかったですね。

―― さて、2023年のシーズンはどんなシーズンしたいですか?

今年はリーグ3連覇、そして日本一連覇。そこに向かって全力でやりたいですね。

―― 今年の気持ち、目標を漢字一文字に表すとしたらどうですか?

難しいな(笑)。漢字か…。

―― ちなみに中嶋聡監督が今年書いたのは挑戦の「挑」。去年は頂点の「頂」でした。同じ「ちょう」でも今年は挑む方の「挑」です。

渋い(笑)。それいいですね。優勝したのに挑む…。勝つの「勝」で!

J SPORTS編集部

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