【ハイライト動画あり】ベネズエラが3連勝で準々決勝進出、ニカラグアは4連敗で最下位が決定。次回大会は予選からの参加に。WBC 1次ラウンド プールD

ベネズエラ vs. ニカラグア

アメリカ開催の「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」（以下WBC）1次ラウンドも残り2日と、佳境に入り、マイアミでのデーゲームでは、この最終戦でWBC初勝利を目指す初出場で目下3連敗のニカラグアと、中1日で第3戦を迎えた開幕2連勝のベネズエラが対戦。

勝利で準々決勝進出に大きく近づくベネズエラは、先発のエドゥアルド・ロドリゲスが単打3本を許し、一死満塁のピンチに直面するも、エリアン・ミランダを6-4-3の併殺打に打ち取り、無失点で初回を切り抜ける。

一方、歴史的なWBC初勝利へ今大会はこの試合がラストチャンスとなったニカラグアは、先発のエラスモ・ラミレスがスター揃いのベネズエラ打線を三者凡退に打ち取る完璧な立ち上がりを見せる。

今大会、チームとしての1試合最多安打が5安打だったニカラグアは、2回もロドリゲスに対し、単打3本で一死満塁とすると、内野ゴロの間に1点を先制する。好調ニカラグア打線は3回、先頭のアレックス・ブランディノがこの試合チーム初の長打となる二塁打で出塁し、ロドリゲスをノックアウトする。しかし、ここはあと1本が出ず追加点には至らず。

すると4回、ここまで打線が繋がらなかったベネズエラは二死1・2塁としたところで、代わってマウンドに上がった、ニカラグア3番手のレオナルド・クロフォードを攻め、アンドレス・ヒメネスの適時打で試合を振り出しに戻すと、エウヘニオ・スアレスの2点適時打で一気に3-1と逆転に成功する。

ベネズエラは3番手でマウンドに上がったカルロス・ヘルナンデスが快投を続ける中、5回に今大会絶好調のアンソニー・サンタンデールの適時打で1点を追加する。

この後、試合は動かず、ベネズエラが4-1で勝利。3連勝としたベネズエラは、マイアミで行われるナイトゲームで、ドミニカ共和国がイスラエルに勝利したため、最終戦を待たずに準々決勝進出が決定した。一方、4戦4敗でプールC最下位が決定したニカラグアは、次回、再び予選からのWBC本大会出場を目指すこととなった。

◆試合結果
ニカラグア｜0 1 0 0 0 0 0 0 0｜1
ベネズエラ｜0 0 0 3 1 0 0 0 X｜4