【ハイライト動画あり】キューバ、後半の猛攻でパナマに勝って大会初勝利。WBC 1次ラウンド プールA

キューバvs.パナマ

大会3日目を迎え、徐々に趨勢が明らかになってきた「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」（以下WBC）のプールAは、この日のデーゲームで2連敗と後がなくなったキューバと、1勝1敗のパナマが対戦。

負ければ第1ラウンド敗退が決まるキューバは初回、リードオフのロエル・サントスがセーフティバントで出塁すると、二死から二盗を決めた後、4番アルフレド・デスパイネに右中間を深々と破る適時2塁打が出て先制に成功する。キューバは2回もパナマ先発のアンディ・オテロを攻め、一死2塁からヤディル・ムヒカの適時二塁打で追加点を挙げる。

しかし、パナマも2回、ルーベン・テハダに今大会チーム初本塁打となる2ラン弾が飛び出し、試合を振り出しに戻す。パナマはこの回、なおもキューバ先発のロナルド・ボラニョスを攻め、一死満塁とすると、アレン・コルドバの右前打で2点を追加。4-2としてボラニョスをKOする。

対するキューバは3回、ヨアン・モンカダの二塁打を皮切りに、ルイス・ロベルトJr.が単打で続き、無死1・3塁とするも、この好機を生かせず、2者残塁でこの回を終える。キューバはその後も攻守に稚拙なミスを重ねるが、パナマも4回に訪れた無死2・3塁の好機を生かせず、試合は4-2のまま後半戦へ折り返す。

チャンスを生かしきれない展開が続いたキューバは6回、無死満塁からヤディル・ドレイクの適時打で1点差とすると、続くムヒカの犠飛で同点に追いつく。さらにキューバはこの回、モンカダとロベルトの連打で6-4と逆転に成功する。

打棒の勢いが止まらないキューバは7回も打線が繋がり、ムヒカの2点適時打などで一挙5点を奪い、11-4としてパナマを突き放す。キューバはその後、8回に2点を追加し、最終的に13-4で今大会初勝利を挙げ、準々決勝進出へ望みを繋いだ。

◆試合結果
キューバ｜1 1 0 0 0 4 5 2 0｜13
パナマ　｜0 4 0 0 0 0 0 0 0｜ 4