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所属のエンジェルスと対戦したマイク・トラウト
WBC連覇を狙うアメリカ代表は、第1ラウンド初戦を2日後に控えた現地3月9日(日本時間10日)に、アリゾナでエンジェルスと調整試合を行なった。
アメリカ代表vs.エンジェルス、ということは、同国でキャプテンを務めるマイク・トラウトが所属チームであるエンジェルスと対戦することになるわけだが、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、同日付でアメリカが6-0で勝利したこの試合に関する記事を投稿し、その中でトラウトとエンジェルスが対戦した際の模様を伝えている。
記事ではこの日のトラウトについて、「普段着用しているエンジェルスの赤ではなく、USAのネイビーブルーを纏ってプレーしたトラウトは、2打数無安打1四球とし、楽しい経験だったと述べた」と伝えた。
その上で、本人の「僕はとにかく良い打席になるよう心がけ、大会への準備を整えようとしていたけど、自分のチームと対戦するのはとてもクールだったね。当然のことながら、いつも一緒にプレーしている連中が、対戦相手としてプレーするのだから、かなりクールだった」とのコメントを掲載。
さらに記事では、エンジェルスを率いるフィル・ネビン監督が講じたトラウト対策について、「試合前、トラウトに対してどのように投げるかと問われたネビン監督は、自軍の投手に(当ててケガをさせないように)『外だ、はるか外側へ投げろ』と指示したと、冗談交じりに述べた」と伝えた。
なお、ボリンジャー記者によると、そんな監督の指示があったにも関わらず、この試合で先発したエンジェルスの左腕、タイラー・アンダーソンはトラウトに対する第2球で内角へ速球を投じ、危うく当てそうになったとのこと。
記事ではこれについて、アンダーソンは笑いながら「あの内角高めの球を投げたとき、『やるべきじゃなかったかもしれない』と思ったよ。適当なコースへ投げ、彼の好きなようにさせる方が良かったんだ」と、ヒヤリとした瞬間について振り返ったことを伝えている。
また、トラウトもこの投球について笑いながら、「あの2球目は高めで内に来た。その後、みんなが(高い音を出して)ピーピーと反応し始めたね」と余裕の反応を示したとのこと。
なお、この調整試合では、ムーキー・ベッツが2打数2安打で好調をアピールしたほか、ノーラン・アレナードが満塁本塁打を放ち、アメリカ代表に上昇ムードをもたらしている。
J SPORTS 編集部
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