【ハイライト動画あり】2大会連続WBCでベスト4のオランダ、パナマに勝って開幕2連勝。1次ラウンド プールA

オランダvs.パナマ

「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」（以下WBC）、プールAは、この日のオランダvs.パナマで第2戦に突入した。両国ともに、前日の初戦を制しており、ここで開幕2連勝を飾ることができたチームは、第2ラウンド進出へ向け、優位に立つことになる。

好天の下、始まった試合は、オランダ先発のシャイロン・マルティネス、そしてパナマ先発のハイメ・バリアともに、走者を出すも初回を無失点に切り抜ける幕開けとなる。オランダは2回、二死1塁から相手の右翼手が平凡なフライを落球した間隙を突いて、一塁走者のウラディミール・バレンティンが本塁に突入するも、ここは返球が素晴らしくアウトの判定。チャレンジ後も判定は覆らず、パナマは事なきを得る。

しかし、優勢に試合を進めるオランダは3回、二死フルカウントからファウルで粘ったザンダー・ボガーツが左翼フェンス越えの先制ソロ本塁打を放ち、ゲームを動かす。一方、前日の試合でWBCでの初勝利を手にしたパナマは、4回一死からルーベン・テハダの二塁打と四球で1・2塁のチャンスを作るも、オランダ2番手マイク・ボルセンブルークの前にホセ・カバジェロが併殺打に倒れ好機を逸する。

するとオランダは5回、一死からジュリクソン・プロファーが右翼スタンドへソロ本塁打を放ち、待望の追加点を挙げる。追撃の狼煙を上げたいパナマは6回、二死1・3塁からエラスモ・カバジェロの適時打で1点を返すも、その後はオランダのブルペンを攻略できず、終盤はスコアボードに0が並ぶ展開に。

その後、オランダは8回に1点を加えると、9回はクローザーのウェンデル・フロラヌスが試合を締めくくり、3-1で接戦を制した。開幕2連勝としたオランダは中1日となる次戦で、地元のチャイニーズ・タイペイと対戦。3連戦となるパナマは、キューバとの試合でバウンスバックを期すことになる。

◆試合結果
パナマ　｜0 0 0 0 0 1 0 0 0｜1
オランダ｜0 0 1 0 1 0 0 1 X｜3