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野球 コラム 2023年3月9日

WBCイタリア代表、伝説のヘビー級世界王者ロッキーの親戚がブルペンに

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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今日、初戦を迎えるイタリア代表

もし、あなたが熱心なボクシングファンか映画通、あるいはシルベスター・スタローンの大ファンであれば、ロッキー・マルシアノに関する詳しい説明はご不要だろう。

そう、49戦全勝という圧倒的な戦績の残した伝説のヘビー級世界王者であり、映画「ロッキー」の主人公、ロッキー・バルボアというキャラクターのインスピレーションの源となったイタリア系アメリカ人のヒーローである。

そして、今回の「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下WBC)のイタリア代表には、そのロッキーの親戚がロースターに名を連ねているのである。そう、右腕のジョセフ(ジョーイ)・マルシアノである。

『MLB.com』の選出した「今大会の各代表チームの最高選手」によると、イタリア代表のベストプレーヤーはビニー・パスカンティーノということになっており、純然たるベースボール目線からゆくと、ロイヤルズ所属で同球団のレジェンドであるジョージ・ブレットにより、「イタリアの悪夢」との愛称の授けられたパスカンティーノこそ、イタリアの注目選手ということになる。

しかし、エンタメ的にはロッキーの親戚であり、ブルペンから登板の機会を伺うことになるジョセフ・マルシアノこそ、イタリアで最注目の選手と言っても過言ではないだろう。

『MLB.com』も現地7日付で掲載した記事の中でジョセフ・マルシアノを取り上げており、ジョーイ自身、ロッキー・マルシアノとの関係性について、「そう、父方の親戚で、祖父母の従兄弟にあたるんだ。ボクシングに馴染みのある人たちは、僕の名字を見ると、一般的な名前ではないので気付くんだ。そういう人たちは、『君はあのボクサーの親戚?』と訊いてくるので、僕が『そうです』と答えると、向こうは何というか、唖然とした感じになるよ」と答えている。

なお、記事によるとジャイアンツ傘下のジョセフ・マルシアノが野球を始めたのは、高校1年生からとのことで、そんな高校に入ってから野球デビューした選手が、その何年か後にはMLBの球団からドラフト指名されるのだから、これも『血筋』ということになるのだろう。

ちなみに記事では、ロッキー・マルシアノもかつてはプロ野球選手を志したことがあり、カブスのプロテストを受け「皮肉にも右腕が弱かったため、不合格となった」逸話を紹介している。

ここで、「皮肉にも」としているのは、その後、伝説のヘビー級チャンプとなったロッキーの必殺ブローが右フックだったためであり、ロッキー・マルシアノはボクシングの豪腕と野球の剛腕が必ずしもイコールではないことを歴史的に証明しているのである。

なにはともあれ、ジョセフ・マルシアノだ。今大会ではイタリア代表のマイク・ピアッツァ監督による継投策も要注目である。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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