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2023年オフにFAとなる大谷翔平
エンジェルスの大谷翔平は2023年シーズン終了後に自由契約となるわけだが、投打の両方でMLBトップレベルの実力を持つ二刀流スターが、今後果たしてどのような大型契約を結ぶのかという議論は、これまで現地メディアの間で話題となり、大分前から紙面や画面上を賑わせてきた。
これから春にかけて、大谷が初出場するWBCからMLBのレギュラーシーズンへと、ベースボールの季節が移ろうなか、この議論は益々白熱することになるだろう。そんな中、『ニューヨークポスト』が現地13日付で電子版に掲載した記事にも、自由契約となるまでカウントダウンに入った大谷の影響力の大きさを見出すことができる。
同紙は「ベースボールで最も興味深い50人」と題した記事で、名物オーナーや本塁打記録を塗り替えた地元・ニューヨークのスターを差し置いて、二刀流スターを1位に選んだのである(ちなみに昨年の大谷は4位だった)。
記事では、大谷に関する記述の冒頭で、このオフシーズンにカルロス・ロドンが、投手としては史上2番目の大型FA契約となる6年総額1億6200万ドル(約214億円)でヤンキースと合意したこと、そして昨季途中にオースティン・ライリーがブレーブスと10年総額2億1200万ドル(約280億円)で契約延長に合意したことについて触れた上で、「昨季のオオタニは『ロドン+ライリー+ここ(米国)と日本で最も市場性のある選手』だった」と結論づけた。
さらに記事では、昨季の投手・大谷とロドン、そして打者・大谷とライリーの成績を比較し、その結論の正当性を主張。先ず、「ロドンは奪三振率33.4%として、MLBで規定投球回を満たした先発投手でトップに立ち、オオタニは33.2で2位だった」とした。
その上で、「ロドンは178イニングを投げ、14勝8敗で、対戦した打者のスラッシュライン(打率/出塁率/長打率)を.202/.263/.308とし、与四球率は7.3%だった」のに対し、「オオタニは166イニングを投げ、15勝9敗で、対戦した打者のスラッシュラインを.203/.258/.316とし、与四球率は6.7%だった」と、両者の成績がほぼ互角だったことを示した。
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