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野球 コラム 2023年1月31日

【横浜好き】ベイスターズ、宜野湾でキャンプイン。注目は遊撃、捕手と外国人、そして臨時コーチの存在

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

いよいよ球春、2月1日にキャンプインとなります。三浦大輔監督勝負の3年目、今回はキャンプの注目ポイントをいくつか挙げていきたいと思います。

◆遊撃、捕手のレギュラー争い

昨季は大和が65試合、森敬斗が42試合、柴田竜拓が36試合にスタメン起用されたショートのポジションですが、オフに中日から京田陽太がトレードで加入し、定位置争いが激化しています。

チームの流れを考えれば、森のレギュラー定着が期待されるところですが、守備力では京田、大和、柴田がかなりのレベルで甲乙つけがたく、走塁やバントなども含めた攻撃力がカギになりそうです。このメンバーから森が若さと総合力で抜け出すことができれば、この先、10年は安泰のポジションになるはずです。

もうひとつ、レギュラーが決まっていないのが捕手です。昨季チーム最多の74試合でスタメンマスクを被った嶺井博希がFA移籍し、これまでの実績を考えると同32試合で2位の戸柱恭孝が本命となるでしょうか。実績で言えば、同25試合の伊藤光が本命に近い対抗と言えそうですが、故障が多く、コンディション次第となりそうです。

ここに昨季は開幕2カード目にスタメンを任されながら同12試合にとどまった山本祐大や昨季ファームで主力だった益子京右、東妻純平などが『第3の捕手』の座を争うことが予想されますが、最大のダークホースと言えるのがルーキーの松尾汐恩。首脳陣の間では、昨年高卒1年目で76試合に出場した千葉ロッテ・松川虎生と同レベルと評価する声もあり、その動向が注目されるところです。

◆ハイレベルな外国人争い

キャンプ開始時点でエスコバー、ガゼルマン、ソト、オースティン、ウェンデルケン、アンバギーと、支配下外国人は6人。これまでの実績からエスコバー、ソトの2人は確定的と言えそうですが、残る2枠をめぐって残留組と新外国人で明暗が分かれています。

万全なら4番候補のオースティンは、昨年10月に右肘手術を受け、米国でリハビリのため来日は2月中旬と出遅れは必至。来日1年目から故障続きで3年間、規定打席に到達したシーズンはなく、大きな期待を寄せることは酷なことかもしれません。昨季途中入団で4試合に先発し、今季はローテ入りが期待されたガゼルマンはパスポートの盗難被害に遭い、キャンプへの合流が早くても2月中旬と、こちらも開幕にベストな状態に持っていけるか微妙な状況です。

対照的に、今季から加入した両外国人はすでに来日して入団会見も終え、キャンプも初日からA組での参加が決まっています。マイナー通算76本塁打の右の長距離砲であるアンバギーは、ヤンキース傘下に所属した際、今季から北海道日本ハムに入団した加藤将豪とチームメイトで、当時から加藤に日本行きを勧められていたという話もあります。

ウェンデルケンは最速158キロを誇るリリーフ候補で、近年の登板過多が心配されるエスコバーや伊勢大夢などにアクシデントがあった際のセットアッパー候補としても期待されています。実績組の巻き返しか、期待の新外国人か、キャンプでの動向が注目されるところです。

◆春季キャンプでの臨時コーチの存在

今春キャンプでは、元西武、巨人の片岡保幸氏を臨時コーチ、さらに戦略的パートナーシップを締結しているアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下マイナーのマニー・ガルシア投手コーチとタイ・ライト打撃コーチを特別コーチとして招聘することが決定しています。

片岡氏は西武時代に4度の盗塁王という実績を持ち、チームの課題である機動力強化が期待されています。昨季の秋季トレーニングでも守備走塁を中心に臨時コーチを務めており、今季盗塁王が目標の森などが直接指導を受けています。

米国からの2人は、人事交流の要素が強いですが、2020年の秋季キャンプ以来、3年ぶりとなるコーチ派遣に、MLBの最先端の知識や技術論などの交換でのチーム力向上が期待されています。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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