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野球 コラム 2023年1月30日

【楽天好き】球春到来。楽天キャンプは新戦力充実の投手陣、右打者に期待が高まる

野球好きコラム by 松山 ようこ
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楽天野球団提供

プロ野球にとっての「新年」である春季キャンプが始まる。新人選手、新加入選手、外国人選手など新戦力もここで見られることになるが、このオフのドラフトで楽天は投手全6人を即戦力が期待される大卒・社会人で獲得した。今年は例年にない新陳代謝が進むことを思わせる。

◆投手陣はルーキー、新戦力、若手と充実

ルーキー投手は、うち5人が一軍キャンプでスタートを迎える。J SPORTSのキャンプ中継は、今年もブルペンカメラの迫力映像が見られ、これを見ながら専門家が詳しく解説してくれる。

ドラフト1位の荘司康誠(立教大学)は、150キロ台半ばのストレートに多彩な変化球を持つ本格派右腕。球団のYouTubeでも「伸びのあるストレート」をアピールしていたので、逸材の真っ直ぐを見られるのが楽しみだ。

一方、ドラフト2位の小孫竜二(鷺宮製作所)は「力強いストレート」をアピール。投手たちは、キャンプでまず基本となるストレートをブルペンで投げ込むので、こうした真っ直ぐの違いも見比べて楽しみたい。また、小孫は「いろんな人とコミュニケーションを取っていきたい」と話すなど、外向的な人柄のようなので、活発に野球談義する姿も見られるかもしれない。

一軍キャンプの投手陣は、即戦力が期待されるルーキーたちのほか、勢いのある若い選手の名前がズラリと並ぶ。彼らの見本となって底上げに貢献するのが、田中将大、岸孝之、則本昂大といった経験豊富な中心投手になるのだろうが、これまで以上に求められた結果へのプレッシャーがかかるシーズンとも言える。

即戦力として獲得したマニー・バニュエロス(メキシコ)も先発候補で、早くから合流する模様。外国人やベテランは通常、それぞれの感覚とペースでキャンプ中に仕上げていくが、今年は早くから合流したり、田中が投球フォームを改造したりしているなど、みどころも多く、それぞれによる果敢な挑戦も垣間見られそうだ。

また、松井裕樹はチームで唯一、WBCに選出されているので、WBC球で投げ込むなど異なった調整法になるのだろう。2月半ばからの代表強化合宿、練習試合を経て、すぐ3月から本番の短期決戦だ。変化球も含めて、早めの仕上がりで臨むことが予想される。

◆注目は3人の右の大砲候補

野手陣も楽しみな新戦力が居並ぶ。平良竜哉(NTT西日本)はルーキー最年長の25歳で、待望される右の長距離砲だ。フルスイングが魅力で沖縄出身。地元でのキャンプで、その片鱗を見せてほしい。

外国人では、メジャー通算130本塁打のマイケル・フランコ(ドミニカ)が加入。実績十分の右の大砲だ。2020年にフィリーズを出てから成績が落ち込んだが、元々は同チームのトッププロスペクト。新天地で本領発揮となるか注目したい。

両リーグで話題を呼ぶ交換トレードで移籍してきたのが阿部寿樹。石井一久監督が「500打席は立ってもらいたい」と期待を寄せるのも当然で、勝負強い打力が魅力の右打者で、内外野が守れるユーティリティプレイヤー。

岩手県出身の東北人で「アピールしなければ」「プロ1年目の気持ちです」と謙虚な人柄も伺わせる。ちなみに、島内明宏とは明治大学の同期生でチームメイト。長年の時を経て、再びプロ野球でチームメイトになった2人にも注目したい。

沖縄での春季キャンプ参加メンバー。数字は背番号。

【一軍メンバー】(金武町ベースボールスタジアム)

◆投手(24人)
1松井裕樹、11岸孝之、13バニュエロス、14則本昂大、18田中将大、19荘司康誠、22小孫竜二、29高田孝一、31渡辺翔太、40内間拓馬、41伊藤茉央、45松井友飛、46藤平尚真、47藤井聖、49西垣雅矢、56鈴木翔天、57瀧中瞭太、58辛島航、62西口直人、68小峯新陸、69内星龍、72宮森智志、001佐藤智輝、007福森耀真

◆捕手(4人)
2太田光、26炭谷銀仁朗、55安田悠馬、65堀内謙伍

◆内野手(14人)
0小深田大翔、3浅村栄斗、4阿部寿樹、5茂木栄五郎、7鈴木大地、23フランコ、24黒川史陽、30平良竜哉、34山崎剛、39伊藤裕季也、42ギッテンス、48渡邊佳明、63入江大樹、138ウレーニャ

◆外野手(6人)
8辰己涼介、9吉野創士、25田中和基、35島内宏明、51小郷裕哉、67正隨優弥

【二軍メンバー】(久米島野球場)

◆投手(17人)
17塩見貴洋、20安樂智大、21早川隆久、28酒居知史、38弓削隼人、43宋家豪、52津留崎大成、53高田萌生、59泰勝利、60石橋良太、64林優樹、71吉川雄大、004引地秀一郎、017王彦程、130古賀康誠、135清宮虎多朗、155竹下瑛広

◆捕手(4人)
44田中貴也、70石原彪、022水上桂、137江川侑斗

◆内野手(6人)
33銀次、61横尾俊建、66村林一輝、131永田颯太郎、141澤野聖悠、146辰見鴻之介

◆外野手(7人)
6西川遥輝、27岡島豪郎、36前田銀治、50武藤敦貴、54和田恋、142柳澤大空、144大河原翔

文:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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