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野球 コラム 2023年1月19日

日本に“ダルビッシュがいる奇跡”をお楽しみに

野球好きコラム by 山田 結軌
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いかに“レアな”状況なのか、存分に理解して日本のファンには楽しんでほしい。3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加が決定しているパドレスのダルビッシュ有投手(36)の侍ジャパンへの加入は、ある意味で奇跡といっていいかもしれない。
「優勝して日本の野球の素晴らしさを伝えられるように全力で挑みます。世界一に向けて、チームを引っ張る投球ができるように準備していきます」

1月6日の先行メンバー発表に際し、そのようにコメントを寄せた。2009年の第2回大会以来、3大会ぶりとなる侍ジャパンへの参加は、日本球界にすごく幸運で貴重なことだ。ダルビッシュを取り巻く環境を考えれば、なおさらだ。

まず、契約最終年であること。一般的にこの場合、代理人としては出場してほしくない、と考えるのが妥当だ。なぜなら、次の契約を狙う場合に大切なのは大きな故障なくレギュラーシーズンで好成績を挙げることだから。大型契約をまとめることができれば、代理人の利益にもつながる。野手よりも投手の方が、3月中旬時点での故障リスクにはナーバスになる。

また、所属球団のパドレスとしても故障リスクはなるべく回避したい。昨季は開幕投手を任せ、16勝を挙げるなどエースとして頼りにする右腕は先発陣の軸だ。今回、ダルビッシュ本人と代理人、パドレスの3者間で出場についてどんな話し合いが行われたか、分からない。仮に代理人や球団の反対があり、両者の意図をダルビッシュが十分に理解した上での出場だとすれば、日本球界のために貢献したい、との強い思いがあるはずだ。

ダルビッシュが選手として日本代表に参加するのは、おそらく今大会が最後。若い選手と関わり、自分の知識と技術を伝えたい、そして自らも世代の違う選手たちから学びたい。そんな思いを代理人もパドレスも尊重して、侍ジャパン入りが実現したのではないだろうか。もちろん、聖子夫人ら子供たち家族の理解も欠かせなかったに違いない。

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