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野球 コラム 2022年10月18日

ダルビッシュ有、第1戦に先発。パドレス、フィリーズともに万全の体制で挑むナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ダルビッシュ有、第1戦の先発

今季のナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ(NLCS)は、ともにディビジョンシリーズで歴史的なアップセットを達成したチーム同士の対戦となった。

下克上を果たした2チームとはすなわち、今季111勝を誇った同地区のドジャースを下した第5シードのパドレスと、こちらも同地区のディビジョン王者にして昨季ワールドシリーズ覇者のブレーブスを撃破した第6シードのフィリーズである。

両チームとも、ディビジョンシリーズを3勝1敗とし、第5戦をプレーすることなく、現地10月18日(日本時間19日)から始まるNLCSへと駒を進めた。これによりパドレスもフィリーズも日程的に万全の布陣でサンディエゴのペトコパークで幕が開けるシリーズ第1戦に臨むことができる運びとなっただけに、熱戦への期待はいやが上にも高まる。

実際、パドレスはエースのダルビッシュ有が第1戦で先発登板することを明らかにしているが、ボブ・メルビン監督はドジャースとのシリーズを制した後、「ダルビッシュは(NLDS第5戦で)投げるところだった」。

「(投球回は)4イニングほどになっただろう。そして、今日の試合(NLDS第4戦)で起こったことを考えると、ブルペンの選手を何人も投入するのは難しかっただろう。その道を歩まなくて良くなったので嬉しい」と述べており、仮に第5戦でドジャースを下してNLCS進出を決めたとしても、このシリーズを迎える上での状況には雲泥の差があったことだろう。

第1戦のマウンドをダルビッシュに託すパドレスは、第2戦では左腕のブレイク・スネル、そして第3戦ではこのポストシーズンに入って調子を上げているジョー・マスグローブが先発登板する盤石のローテーションでフィリーズに臨む見通しとなっている。

しかし、それは相手にも同じことが言えるわけであり、ワイルドカード3位の座からワールドシリーズ進出を狙うフィリーズは第1戦でザック・ウィーラーが先発登板し、第2戦以降は順番にアーロン・ノラ、レンジャー・スアレスと、こちらも最高の布陣でパドレス打線と対峙することになる。

なお、『MLB.com』はシリーズの戦力比較に関する記事の中で、「両軍の先発ローテーションは甲乙付け難いものの、この2チームではアーロン・ノラが最高の先発投手であることから、フィリーズにやや分がある」と見ているが、ブルペンはジョシュ・ヘイダーとロバート・スアレスを要するパドレスが優勢であると分析しており、ピッチングスタッフ全体で見ると、コンディションを含め、正にがっぷり四つの勝負となりそうだ。

一方、打線に目を向けると、パドレスはウィル・マイヤーズ、ブランドン・ドルーリー、そしてジョシュ・ベルの調子が今ひとつ上がってこないのは気がかりなところだが、主砲のマニー・マチャドは『業務平常通り』のパフォーマンスを見せており、フアン・ソトの打球に鋭さが戻ってきたのも心強いところ。

そして、このプレーオフで3本塁打のトレント・グリシャムを始め、キム・ハソン、そしてオースティン・ノラと言った安打を量産し、得点源となっている下位打線(キムは1番打者で起用されることもある)が好調を維持できるかどうかが、シリーズの行方を左右する大きなポイントとなりそうだ。

対するフィリーズは、このポストシーズン6試合で打率.435、3本塁打、3二塁打、1.437 OPSと大暴れしているブライス・ハーパーの打棒に加え、カイル・シュワーバーとリース・ホスキンスが尻上がりに調子を上げてきていることで、破壊力のあるラインナップが形成されている。

ドジャース戦で3被弾と、長打に苦戦したダルビッシュが、この打線を相手にどのような投球を見せるかは、非常に興味深いところだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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