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野球 コラム 2022年10月12日

【横浜好き】最下位から2位へ、『横浜反撃』の終戦。『週刊ベイスターズいいとこどり』10月8日~11日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

紙一重の戦いでした。阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは、連日ロースコアの接戦となりましたが、1勝2敗で惜しくも敗退。

今季対戦成績16勝9敗の相性の良さも、昨年まで5年連続敗退という『セ・リーグ2位の悲劇』を覆すことはできませんでした。とは言え、3試合全て大入り満員となったハマスタで行われた大一番、今季最後の『いいとこ』を探していきましょう。

◆10月8日(土)●0-2 阪神(横浜スタジアム)

ハマスタ史上最多の観客数(3万3033人)となったポストシーズン初戦。阪神先発の青柳晃洋対策として、スタメンから宮崎敏郎とソトを外し、最近2年間の対戦打率が.316の神里和毅と、今季の阪神戦で3打数3安打2打点の藤田一也を起用した。

神里は内野安打と四球で3打席中2打席に出塁し、藤田も1安打に三塁守備で好守を見せるなど期待に応えたが、打線が散発6安打と連打が出ず完封負けとなった。途中出場のソトが2安打、佐野恵太、牧秀悟も安打を放ったが、いずれも単発で三塁を踏むこともできなかった。

投手陣は先発の今永昇太が5回2失点で降板。入江大生が2イニング、伊勢大夢とエスコバーが1イニングずつを無失点。守備でも嶺井博希が素早いバント処理で併殺を奪うなど、随所に好プレーが観られた。

◆10月9日(日)○1-0 阪神(横浜スタジアム)

前日より4人、最多観客数を更新(3万3037人)した第2戦、この日は1番に今季の阪神戦で対戦打率.424の大田泰示、7番には大和をスタメン起用。大田は4打席ノーヒットに終わったが、大和は値千金の決勝タイムリーを放った。スタメン復帰のソトが2試合連続マルチ安打と故意四球で全打席に出塁。宮崎も安打を放ち、自身プロ入り後初となる送りバントも決めた。

完封リレーの投手陣は、CS初登板となった先発の大貫晋一が7回途中まで被安打2、10奪三振と圧巻の投球。7回に1死3塁のピンチで降板したが、代わった伊勢が当たっている近本光司と、4番の大山悠輔をわずか3球で打ち取り無失点。回またぎとなった8回は三者三振のパーフェクトリリーフで、守護神の山崎康晃も三者凡退で試合を締めくくった。

◆10月10日(月)●2-3 阪神(横浜スタジアム)

3万2977人の観客数で3試合連続大入り満員を記録したファーストステージ最終戦は、宮崎が先制のソロ本塁打を放ち、三塁守備でも鋭いライナーを好反応で逆シングルキャッチと攻守で活躍。楠本泰史の安打を挟んだ2四球と相手ミスで序盤に2点をリードしたが、先発の濱口遥大が6回途中3失点とリードを守れなかった。

濱口の後を継いだ入江、エスコバー、伊勢、山崎の勝ちパターン4投手が1イニングずつを無失点に抑えたが、阪神の必死の継投に打線が得点を奪えなかった。最終回には牧のこの日2本目の安打から1死満塁と逆転サヨナラのチャンスを作ったが、代打の藤田が併殺打でゲームセットとなった。

前年の最下位から2位に躍進と『横浜反撃』のスローガンにふさわしい戦いを見せた2022年。CSファイナル進出を逃したことは残念ですが、この貴重な経験を生かし、来季は1997年→1998年の再現に期待したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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