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野球 コラム 2022年9月20日

【広島好き】週間MVPは4試合連続マルチ安打で週間打率.588の西川龍馬。投手は9月無失点の森浦大輔。9月13日~18日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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広島好きコラム

阪神、横浜DeNAと今季勝ち越した2チーム相手に3勝1敗。負け越しが決まっている中日との試合は台風接近の影響で中止となりましたが、気づけば阪神と同率3位、5位巨人ともゲーム差なしと、ここにきてクライマックスシリーズ争いが熾烈を極める状況になってきました。甲子園、横浜と敵地で行われた4試合。今回も投打の週間MVPを選出していきましょう。

先週は4試合全てで2ケタ安打を記録と、ここにきて打線が急上昇。スタメン出場した選手で週間打率3割を超えた選手は6人もいました。まず、4試合全てに1番で出場した野間峻祥。14日に今季11度目の猛打賞となる3安打、17日も2安打を放つなど、4試合中3試合で安打を記録して週間打率.316。守備でも13日に佐藤輝明の打球を背走しながら見事なジャンピングキャッチを見せるなど、攻守で躍動しました。

出場数は2試合と少ないものの、會澤翼も週間打率.375をマーク。16日には逆転された直後の7回、試合を振り出しに戻す同点タイムリー二塁打を放ち、その後の逆転劇につなげました。

野間と同様に4試合全てにフル出場したのが小園海斗。全試合安打で自身7試合連続安打を継続中ですが、14日に三塁打と二塁打、16日は2安打、17日は3安打猛打賞で3試合連続マルチ安打、週間打率.471をマークしています。

その小園と3試合で二遊間コンビを組んだ羽月隆太郎は、16日の決勝タイムリーでヒーローインタビューを受けるなど、自身6試合連続安打を記録して週間打率は.400。コンディション不良でスタメンを外れた菊池涼介の穴を埋めました。スタメン出場は1試合のみですが、上本崇司も途中出場、代打を含めた3試合で週間打率.429をマーク。犠打や代打での安打など、要所での渋い活躍が光っています。

脇役も好調な打撃陣で、脅威の週間打率5割超をマークしたのが、西川龍馬とマクブルームのクリーンアップ2人です。打撃不振から14日に5番でスタメン復帰したマクブルームは、タイムリー二塁打2本を含む3安打猛打賞と一発回答。4番に復帰した16日は2安打1打点、17日には8月26日以来の一発となる逆転2ラン本塁打など、3安打3打点の活躍で週間打率.571、同OPSは1.500と完全復活を果たしました。

西川龍馬はさらにその上をいく活躍で、4試合の成績は3、2、2、3と2回の猛打賞など4試合連続マルチ安打を記録。14日は先制タイムリーと勝ち越しソロ本塁打、16日は同点タイムリー二塁打と、意味のある殊勲打も目立ち、週間打率.588、OPS1.514と驚愕とも言うべき成績で、ハイレベルだった野手の週間MVPに選出したいと思います。

投手陣は、先発がいずれもイニングの途中降板で、勝ち星をマークした選手がいませんでした。13日の九里亜蓮は、初回から毎回走者を許す苦しい投球で、5回途中8安打、1失点で降板。14日の森下暢仁は6回までに4点の援護をもらいましたが、味方が得点した直後のイニングに失点する悪い内容で6回途中6失点。キャリアハイの11勝目はならず、8敗目を喫しました。

16日の大瀬良大地も、味方が勝ち越した直後のイニングに再逆転を許し、6回途中3失点降板で勝ち星を逃してしまいました。17日の玉村昇悟は勝ち投手の権利目前に同点とされ、5回途中3失点で降板と、悔しい結果に終わっています。

そうなると投手の週間MVPはリリーフ陣からということになりますが、勝ち投手となったのは13日が松本竜也、16日が森浦大輔、17日は中崎翔太。その他では栗林良吏が2試合に登板し、安定の週間防御率0.00で2セーブをマーク。ともに3試合登板で週間防御率0.00を記録したのが、ケムナ誠とターリーと左右のリリーバーですが、ケムナが2ホールドと数字を残しています。

以上に挙げた防御率0.00のリリーフ陣で唯一、4試合全てに登板して1勝2ホールドをマークしたのが森浦。2週連続となりますが、9月の登板8試合で無失点を続けているサウスポーを、今週も投手の週間MVPとしたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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