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野球 コラム 2022年9月19日

【ハイライト動画あり】侍ジャパンU-18、今大会ベストゲームで韓国との3位決定戦に勝利。WBSC U-18ベースボールワールドカップ

野球好きコラム by 大島 和人
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3位決定戦:日本vs.韓国

18歳以下の野球世界一を決める「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」は9月18日(日本時間19日)、最終日を迎えた。高校日本代表「侍ジャパンU-18」は、オープニングラウンドとスーパーラウンドの通算成績により3位決定戦に進出を決めていた。

スーパーラウンドのアメリカ戦が降雨継続試合になった影響で、試合時間が変更されて最終日の日本はダブルヘッダーとなり、なおかつ3位決定戦が決勝後に行われる変則スケジュールだった。3位決定戦の相手はスーパーステージで0-8と完敗を喫している韓国だったが、日本は大会に入ってベストと言い得る戦いを見せる。

日本は1回表、一死から2番・黒田義信(九州国際大学付属3年)と3番・松尾汐恩(大阪桐蔭3年)が連打で出塁し、一死1・3塁のチャンスを迎える。4番・内海優太(広陵3年)はカウント2−2からセンター前にタイムリー安打を放ち1点を先制し、韓国の先発ファン・ジュンソを早くも降板に追い込んだ。

日本の先発を任されたのは生盛亜勇太(興南3年)。他の投手がストライクゾーンの違いに苦しむ中、球威と変化球のキレを活かして国際舞台に適応していた本格派右腕だ。

日本は1回裏に一死2・3塁のピンチを迎えるが、4番パク・ハンヨルはショートゴロ。これを光弘帆高(履正社3年)が冷静に本塁へ送球して三塁走者を刺し、生盛はこの回を無失点で切り抜けた。

日本は2回表に猛攻を見せる。7番・伊藤櫂人(大阪桐蔭3年)、9番・海老根優大(大阪桐蔭3年)の安打などで一死満塁のチャンスを作ると2番・黒田が押し出しの四球を選び2-0とする。

日本はさらに今大会好調の3番・松尾がレフト前にタイムリー安打を放ち、さらに二者が生還。4番・内海の四球で再び満塁にすると5番・渡部海(智弁和歌山3年)もレフト前に2点タイムリー安打。この回一挙に5点を挙げ、6-0とリードを広げる。

韓国は2回の途中から3番手に160キロ超の速球を誇る大型右腕キム・ソヒョンを起用していが、1アウトも取れず打者4人に対して3四球と乱調だった。生盛は2・3回と韓国を三者凡退に討ち取ったが、4回一死2塁から5番キム・ドンホンに2ラン本塁打を許す。しかし、しっかり試合を作ってリリーフにつなげた。

WBSC U-18ベースボールワールドカップ 2022

【ハイライト】3位決定戦 日本 vs. 韓国|WBSC U-18ベースボールワールドカップ 2022

日本は4回から2番手に川原嗣貴(大阪桐蔭3年)を起用する。川原は188センチの本格派右腕で、今大会は3試合に登板してまだ失点がない。今日も3イニングを安打の走者ひとりに抑える完璧な内容で、リリーフに成功した。

明徳義塾の名将・馬淵史郎監督が指揮を執った日本は念願の初優勝こそ逃したが、最終戦はスーパーラウンドの『リベンジ』を果たして韓国を6-2と倒し・3位で大会を終えた。川原と松尾のバッテリーは大会のオールワールドチーム(ベストナイン)に選出されている。

川原は4試合、13イニングに登板して自責点は0。被安打7、四死球0、奪三振16という驚異的な好投を見せた。松尾も打率.321、6打点と攻撃の牽引役になった。

◆試合結果
日本|1 5 0 0 0 0 0|6
韓国|0 0 0 3 0 0 0|2


◆バッテリー
日本:○生盛、川原-松尾

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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