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野球 コラム 2022年9月8日

甲子園出場メンバーを中心に編成された「侍ジャパンU-18」が「WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に挑む

野球好きコラム by 大島 和人
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主将を務める山田陽翔投手(近江)

「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(W杯)が9月9日(金)、アメリカ・フロリダ州で開幕する。出場資格を持つのは、2004年から2006年にかけて生まれた選手。日本からは「侍ジャパンU18高校野球日本代表」が参加し、夏の甲子園こと、「全国高等学校野球選手権大会」に出場したメンバーを中心に20名が選出されている。

監督は明徳義塾高校の名将・馬淵史郎氏が務める。岩井隆ヘッドコーチ(花咲徳栄)、小坂将商コーチ(智辯学園)、比嘉公也コーチ(沖縄尚学)とコーチングスタッフには甲子園大会の優勝監督が揃った。

試合方式は甲子園大会と違いがある。まずWBSC主催の国際試合は7イニング制で、指名打者制度が採用される。使用バットも金属でなく「木」に限られる。5回以降で10点差以上がついた時点でコールドゲームだ。7回終了時点で同点だった場合は無死1・2塁から継続打順で攻撃を開始するタイブレークに入る。

投球制限も日本に比べて厳しく、下記のように定められている。1試合で許される投球数は最大105球(※対戦中の打者までは投げられる)で、105球に達した場合は「中4日」の休養が必要になる。

投球数が50~104球の場合はやはり「中1日」の休養が必要だ。投球数はチームが自力で把握する必要があり、投手が定められた投球制限を超えると没収試合という厳しい処分を課せられる。

◆投手
1 山田陽翔  右右 175/72(近江3年)
11 宮原明弥  右右 182/90(海星3年)
13 香西一希  左左 171/70(九州国際大付3年)
15 吉村優聖歩 左左 181/72(明徳義塾3年)
16 生盛亜勇太 右左 177/74(興南3年)
17 森本哲星  左左 175/72(市立船橋3年)
18 川原嗣貴  右左 188/85(大阪桐蔭3年)

投手陣の「目玉」は山田陽翔。140キロ台後半の速球と質の高い変化球を持ち、今大会はクローザーでの起用が予定されている。

侍ジャパンU-18壮行試合

【ハイライト】高校日本代表 vs. 大学日本代表

香西一希は「120キロ台の速球」を駆使する左腕。多彩な変化球、驚異的な制球力で打者を抑える不思議な技巧派だ。8月31日の大学日本代表戦は先発を任されて好投している。

宮原明弥、川原嗣貴は体格に恵まれた本格派右腕。宮原はスライダー、川原はカットと変化球の質も高く、安心して長いイニングを任せられるタイプだ。

壮行試合で本塁打を放った内海優太(広陵)

◆捕手
2 野田海人 右右 173/74(九州国際大付3年)
10 松尾汐恩 右右 178/76(大阪桐蔭3年)
12 渡部 海 右右 179/80(智辯和歌山3年)

◆内野手
3 内海優太 左左 185/83(広陵3年)
4 藤森康淳 右左 171/69(天理3年)
5 伊藤櫂人 右右 178/78(大阪桐蔭3年)
6 赤堀 颯 右右 174/74(聖光学院3年)
7 光弘帆高 右左 177/79(履正社3年)
22 鈴木斗偉 右左 176/75(山梨学院3年)

◆外野手
8 浅野翔吾  右両 170/86(高松商3年)
21 海老根優大 右右 182/85(大阪桐蔭3年)
23 安田淳平  右左 176/76(聖光学院3年)
24 黒田義信  右左 180/72(九州国際大付3年)

打線の目玉はなんといっても浅野翔吾。高校日本代表でも高松商と同様に1番打者としての起用になりそうだが、このチームで最も長打力のある打者でもある。夏の選手権では打率.700(10打数7安打)・3本塁打・6打点で出塁率.800を記録。強肩、俊足も持ち合わせたドラフト1位候補だ。

選手権優勝校・仙台育英からは左腕・古川翼が選出されていたが、疲労の回復が思わしくなく左サイドハンドの吉村優聖歩と入れ替わっている。また、高校2年生の世代は左の強打者・佐々木麟太郎(花巻東)、左腕・前田悠伍(大阪桐蔭)と逸材揃いだが、W杯の日程が新チームの秋季大会と重なることもあり、メンバーは全員が3年生となった。

日本はオープニングラウンドでグループBに入り、イタリア、メキシコ、パナマ、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイと対戦する。6チーム総当たりのリーグ戦で3位以上に入ると、スーパーラウンド進出が決定。グループAの上位3チームと対戦し、2つのラウンドを合算した成績で決勝、3位決定戦への出場が決まる。決勝、3位決定戦は9月18日(現地時間)の予定だ。

【WBSC U-18ベースボールワールドカップ 2022】

◆オープニングラウンド(日本戦)
・9月09日(金)深夜4:00 イタリアvs.日本
・9月11日(日)午前8:00 メキシコvs.日本
・9月12日(月)午前8:00 日本vs.パナマ
・9月13日(火)午前8:00 日本vs.オーストラリア
・9月14日(水)午前8:00 日本vs.チャイニーズ・タイペイ

◆スーパーラウンド
・9月16日(金)~18日(日)

◆3位決定戦/決勝
・9月19日(月)

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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