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野球 コラム 2022年8月23日

【広島好き】週間MVPは週間打率トップ&2本塁打の堂林翔太と2試合連続完封で10勝到達の森下暢仁。8月16日~21日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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広島好きコラム

秋山翔吾の電撃加入から、下半身のコンディション不良で離脱していた西川龍馬が復帰。ようやく役者が揃ったかと思われたチームが、またもコロナで全く別のチームのようになってしまいました。

離脱した佐々岡真司監督に代わる河田雄祐代行監督の苦しいやりくりが続きましたが、今季ここまで3人合わせて4勝のみの玉村昇悟、遠藤淳志、大道温貴の先発投手に、同じく3人で計21安打の矢野雅哉、羽月隆太郎、韮澤雄也の二遊間では、さすがにノリに乗っている横浜DeNA相手の3連敗は、必然とも言える結果でした。

とは言え、週頭の中日3連戦は2試合連続完封勝ちもあり、勝ち越しています。今回も投手と野手の週間MVPの選出といきましょう。

コロナ陽性で菊池涼介、野間峻祥、小園海斗、上本崇司が離脱した野手陣では、前述した若き二遊間が、少しずつですがチャンスをものにしています。

6試合全てにショートでスタメン出場した矢野は、週間打率こそ.200ですが、16日の第1打席でいきなりプロ初本塁打となる2ラン本塁打を記録。持ち味の守備でも17日は延長戦の緊迫した場面に、ダイビングキャッチで失点を防ぐなど、強肩とダイナミックなプレーでアピールしています。

セカンドで4試合にスタメン出場した羽月も週間打率は.167でしたが、19日には自身今季3度目となるマルチ安打を記録。21日に一、二塁間のゴロをスライディングキャッチしたプレーは、SNSで「菊池(涼介)かと思った」と、賞賛されるほどのものでした。

17、18日にセカンドでスタメンの韮澤は、7打席で犠打ひとつのみのノーヒットに終わりましたが、代打で登場した21日にプロ初安打を放ちました。高卒3年目、10打席目での一打でしたが、こちらも二塁守備で非凡な能力を発揮しました。

18日には松山竜平が延長11回に代打サヨナラ打、會澤翼はスタメン出場3試合で3本の二塁打を放ち、2打点をマークするなど、ベテラン勢も活躍しています。

プロ野球2022公式戦

【ハイライト】広島 vs.中日(8月17日)

主力2人を欠いた打線で、週間打率3割超えを記録したのが、秋山翔吾(.333)と西川龍馬(.318)のクリーンアップ2人です。ただ、西川は打点1、秋山に至っては打点ゼロと、ポイントゲッターの役割は果たせていません。

河田代行監督は、秋山を西武時代に好成績を残した1番での起用も示唆しています。確かにここまでの出塁率.364は魅力ですが、得点圏打率も.440をマークしており、判断が難しいところです。

好不調が分かれた打線で、週間打率トップの数字を残したのが堂林翔太でした。5試合に1番・ライトで起用され、16日には先頭打者本塁打。5回にも追加点となるソロ本塁打で自身8年ぶりとなる1試合2本塁打など3安打猛打賞を記録。

今季の中日戦では対戦打率.300、4本塁打と抜群の相性の良さを発揮するなど、週間打率.350、出塁率と長打率を合わせたOPSは10割超えの1.081をマークした堂林を野手の週間MVPに選出したいと思います。

床田寛樹が故障で今季絶望、大瀬良大地が不振で二軍降格、アンダーソンはコロナ離脱と三重苦に見舞われた先発陣で、その穴を埋める形になった前述の3人ですが、玉村は4回4失点、遠藤は5回5失点、大道も4回3失点と、残念ながら試合を作ることができませんでした。

そんな中、目立ったのがリリーフ陣の頑張りで、負け試合でしたが18日には3回4失点で降板した野村祐輔の後を継いだ塹江敦也、コルニエル、島内颯太郎、フランスアの4投手が計5イニングを無失点。この4投手はいずれも週間防御率0.00を記録しています。

2連勝した中日戦では、森下暢仁と九里亜蓮の2人の先発投手が、いずれも9回無失点の快投を見せました。両チーム無得点の痺れる展開で、9回まで投げ切りながら勝ち星が付かなった九里の奮闘は高く評価したいところですが、やはりMVPは自身初の2試合連続完封勝利で2年ぶりの2ケタ10勝に到達した森下ということにしたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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