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野球 コラム 2022年8月16日

【広島好き】週間MVPは週間打率.458、8打点で首位に3連勝の立役者と、3連投3セーブの守護神。8月9日~14日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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広島好きコラム

今のカープって、強いのか、弱いのか。前週で今季カモにしていた横浜DeNAと阪神に1勝4敗と負け越したかと思えば、先週は今季3勝11敗1分のヤクルト相手に3連勝。相性とは何か、よくわからない展開になっていますが、ひとつ言えることは、やはり実力伯仲のプロチーム同士の戦い。長いペナントレース、途中までの一方的な展開には、かなりの確率で『揺り戻し』があるということでしょうか。

ヤクルト戦3連勝の立役者となったのが野間峻祥。初戦で三塁打と安打、2戦目で安打と二塁打を放ち、自身6試合連続マルチ安打を記録。3戦目も二塁打を放ちましたが、巨人との3連戦で12打数1安打と当たりが止まり、週間打率は.261にとどまりました。

同じく週間打率は2割台(.278)でしたが、高い出塁率を記録したのが秋山翔吾です。6試合中4試合で安打を記録も、マルチ安打は一度のみでしたが、無安打だった11日にも2四球を選ぶなど、13日まで自身15試合連続出塁。週間出塁率.417をマークしました。

週間打率.273の小園海斗も、11日まで自身11試合連続安打、同15試合連続出塁を記録。10日には今季100安打目となる本塁打を放ち、無安打だった12日も決勝点となる犠牲フライでヒーローインタビューと、印象的な活躍が目立ちました。

先週、週間打率3割を超えたのは4番を任された2人です。発熱によるコロナ特例で2日間の抹消があったマクブルームは、11日に代打出場(敬遠四球)の後、巨人3連戦では4番に入り、2試合でマルチ安打を記録。初戦でタイムリー二塁打を放つなど、週間打率.364をマークしました。

そのマクブルームの上をいったのが西川龍馬で、なんと週間打率.458を叩き出しています。4番を任されたヤクルト3連戦では初戦と2戦目にタイムリーを放ち、3戦目は先制点となる3ラン本塁打。5番に入った巨人戦も、初戦に二塁打2本と安打1本で3打点を挙げ、自身11試合連続安打、同5試合連続打点を記録しています。

プロ野球2022公式戦

【ハイライト】広島 vs.東京ヤクルト(8月11日)

2戦目は無安打に終わった後、3戦目に3安打猛打賞の大当たりでしたが、打点はゼロでチームは連敗。驚異の週間打率で復帰後、たちまちチームの勝敗を左右する打線のキーマンとなっている西川を今週の野手MVPに選出します。

投手陣は、先発投手の明暗が分かれた結果となりました。3連勝したヤクルト戦では、森下暢仁、九里亜蓮、野村祐輔の3人がいずれも勝ち投手になっています。巨人戦では、勝利した初戦も大瀬良大地が3回5失点で降板し、6試合勝ち星なしで試合後に一軍登録抹消が決定。2戦目の遠藤淳志は4回4失点で負け投手となり、3戦目は今季初登板となった大道温貴が先発しましたが、4回2失点で降板となりました。

リリーフ陣は、ちょうど1ヶ月ぶりの一軍登板となったケムナ誠が12日に1イニングを三者凡退に抑えて今季3勝目をマーク。2試合に登板して4イニング無失点の薮田和樹は、12日に大瀬良が降板した後、2イニングを抑えて逆転勝利につなげた投球を佐々岡真司監督が高く評価しました。

12日にコルニエル、13日はフランスアのドミニカ勢が一軍登録され、揃って登板した13日にコルニエルは2イニング、フランスアは1イニングを無失点に抑えました。実績のある2人は、本調子ならば現在、懸念となっている『魔の8回』を任せられる人材になり得る存在と言えるでしょう。4試合に登板して2ホールドを記録した矢崎拓也、2試合で1ホールドの一岡竜司は、いずれも週間防御率0.00と、相変わらず『縁の下の力持ち』を実践しています。

そして忘れてはいけないのが、絶対的守護神の栗林良吏です。シーズンも終盤に差し掛かり、佐々岡監督がこれまで貫いてきたリリーフ投手の『決まり事』を破ることを明言。その方針通り、ヤクルト戦2試合から移動ゲームの巨人戦の初戦まで、今季初の3連投で完璧な投球を見せ、3セーブをマークした栗林を投手MVPに選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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