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野球 コラム 2022年8月16日

【横浜好き】襟付きのラッキーアイテムを身にまとい真夏の『横浜反撃』。『週刊ベイスターズいいとこどり』8月9日~14日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

実はちょっと微妙だな、と感じていたNPB史上初の襟付きユニフォーム。これがとんでもないラッキーアイテムだったのかもしれません。球団最長タイ記録となるハマスタ11連勝。真夏の『横浜反撃』、文字通り熱くなってきました。

◆8月9日(火)○3-2 阪神(横浜スタジアム)

今永昇太が9回を1人で投げ抜き、劇的な決着をもたらした。2回に味方のミス(記録は二塁打)から2点を先制されたが、3回以降は許した走者は1人のみという快投を見せた。打線は9回裏、1死満塁のチャンスに今永の代打で登場した大田泰示がサヨナラ安打を放った。マルチ安打の牧秀悟は、相手ミスと内野ゴロの間にいずれもホームを踏んだ。オースティンが代打で今季初打点をマークした。

◆8月10日(水)○3-0 阪神(横浜スタジアム)

息詰まる投手戦に決着を付けたのが牧。0-0で迎えた8回裏、1死1・2塁の場面でレフトフェンスを直撃する2点タイムリー二塁打を放った。ダメ押しタイムリーの宮崎敏郎と佐野恵太がマルチ安打。スタメン出場の大田は、守備でライトフェンス際の大飛球を処理し、一塁へのレーザービームでダブルプレーを完成させるスーパープレーを披露した。投手陣は、先発の濱口遥大が8回無失点。三塁を踏ませない快投で5勝目を挙げた。9回は山崎康晃が2安打を打たれたが、クリーンアップ2人を抑えて無失点で締めくくった。

◆8月11日(木)○4-1 阪神(横浜スタジアム)

一発攻勢で同一カード3連勝。ともにマルチ安打の佐野が同点ソロ、嶺井博希が決勝の2ラン本塁打。嶺井の一発は打った瞬間に本人が本塁打を確信する当たりだった。代打のオースティンがダメ押し点につながる二塁打を放った。投手陣は先発した石田健大が7回を投げて被安打4、8奪三振の好投で4勝目。8回は伊勢大夢、9回は前日33球を投げた山崎を温存し、エスコバーが無失点で阪神の反撃を許さなかった。

◆8月12日(金)○4-3 ヤクルト(神宮球場)

7ゲーム差で迎えた1位と2位の対決。序盤から点の取り合いとなったが、試合を決めたのがソトの一発。同点で迎えた6回、左中間スタンドに2ラン本塁打を放った。ソトは4回にも嶺井のタイムリーにつながる二塁打を放つなど、助っ人外国人として久々に存在感を発揮した。桑原将志がタイムリー二塁打で1打点、宮崎はマルチ安打を記録した。投手陣は先発の大貫晋一が村上宗隆、オスナに一発を浴びたが、いずれもソロ本塁打で最少失点にとどめ、6回2失点でチームトップの9勝目をマークした。リリーフ陣は伊勢が1イニング無失点。8回にエスコバーが作った1死満塁のピンチは、代わった入江大生が押し出し四球の1失点のみで切り抜けた。最後は山崎がパーフェクトリリーフで25セーブ目を挙げた。

◆8月13日(土)ヤクルト(神宮球場)台風接近のため中止

◆8月14日(日)●1-4 ヤクルト(神宮球場)

ヤクルト6投手の継投策に打線が散発の4安打と沈黙。得点は初回の宮崎の押し出し死球による1点のみだった。投手陣は先発の坂本裕哉が4回途中4失点。2番手以降は宮國椋丞が1イニング、京山将弥と中川虎大が2イニングずつを無失点に抑えた。今季初登板となった中川は、全て空振りで4つの奪三振と見せ場を作った。

各チームで新型コロナによる離脱者が続出し、陽性者や濃厚接触者も含めて、全てを把握するのは難しいほどになっています。ベイスターズもオースティンが陽性で再離脱など、影響は少なくないですが、もはやどのチームも同じような状態。それよりも気になるのは、13日の中止でヤクルトが息を吹き返しただけでなく、ベイスターズの9月以降の過密日程がさらに厳しくなったことで、影響が心配されるところです。

8月に入り、チームを取り巻く状況は、信じられないほど大きく変わりました。最後の最後まで、何があるかわからない状況は続きそうですが、諦めなければ奇跡も起こり得る。残り44試合、まだひと山もふた山もありそうです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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