「ゴジラ」松井秀喜氏、ニューヨークで野球教室を再開。大谷翔平についてもコメント

現地紙『ニューヨークポスト』は現地6日付で電子版に「野球教室を再開したヒデキ・マツイがショウヘイ・オオタニに畏敬の念を示す」と題した記事を掲載し、元ニューヨーク・ヤンキーズの松井秀喜氏がニューヨーク近郊で開催した子供向けの野球教室に関する話題を報じた。

『ゴジラ』のパワーは今も健在のようで、記事では冒頭で、「全ての視線は高々と上がり、右翼フェンスとその向こうの木々を超えて行ったボールに注がれた」とし、「アーやオーと言う感嘆詞の後に、拍手喝采が続いた」とした。

その上で、「ヒデキ・マツイは微笑み、子供達やその親たちに親指を立てた。野球から引退して10年経った今も、『ゴジラ』は遠くまでかっ飛ばせるのだ」と、子供たちの前で行ったデモンストレーションの様子について伝えた。

さらに記事では、この野球教室がパンデミック後、初の開催となったことから、「しかしながら、彼にとっては、この土曜の朝にレイブルックのブラインドブルック高校にて、2時間の短い打撃練習を交えた、子供向けの野球クリニックを開催できたことの方がより重要だった」としている。

記事によると、松井氏はコロナ前にニューヨークと日本で定期的に野球教室を開催していたものの、コロナ後は今回が初開催であり、今後は定期的な活動を再開させたいと抱負を述べたとのこと。

そして、この教室の目的について、10年に及ぶMLBキャリアで175本塁打をマークし、ヤンキースで2度のオールスター出場とワールドシリーズ制覇を果たしたマツイは通訳を介し、「僕は日本とアメリカでプレーしました。僕にとってこのコンセプトはとても単純です、この教室を通して、僕は皆と触れ合い、皆にこの1日を楽しんでもらい、この教室や野球をプレーすることをエンジョイしてもらいたいと思っています。彼らがこの教室のことを覚えてくれ、野球をプレーし続けてくれたら嬉しいですね」と述べた。

また、これは現地記者としては、松井氏も同じ日本人だからと言うことで、どうしても聞かないわけにはいかなかったのであろうが、話題は二刀流スター、大谷翔平にも及んだようで、記事では、「彼も同じ日本人のショウヘイ・オオタニのことはフォローしており、エンジェルスの二刀流スターが4年前にアメリカへ来て以来、可能としてきたことについて目を見張っている」とした。

その上で、通訳を介して「彼は信じられないほど素晴らしいプレーヤーです。彼は投手として野手として、これまで誰も成し遂げていないことを、かなりのハイレベルでやっています。それ自体、既に驚異的なことです。彼のしていることは、桁外れです」と二刀流スターを称賛したとのことだ。