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野球 コラム 2022年8月2日

【横浜好き】「横浜反撃」の材料が揃ってきた後半戦の開幕。『週刊ベイスターズいいとこどり』7月23日~7月31日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

オールスターから、さあ後半戦突入、のはずが…、新型コロナウィルス第7波の影響で、後半戦スタートの相手である巨人がメンバーを組めず、3連戦の中止が決定。ペナントレースの公式戦なしの週になってしまいましたが、期間中のニュースとともに、「いいとこ」も探していきたいと思います。

まず、先週ではないですが、7月23日に行われたフレッシュオールスターゲーム。ベイスターズからは徳山壮磨、三浦銀二の投手2人と外野手の梶原昂希の3選手が出場しました。過去にはイチローや青木宣親、近年でも岡本和真がMVPに輝くなど、若手選手の登竜門と呼べる舞台で、今年は梶原が5打数4安打、2盗塁と大活躍して優秀選手賞に輝きました。

3番・レフトでスタメン出場した梶原は、第1打席から右前打、中前打の後、内野安打を挟んで第4打席は左前打と見事な広角打法を披露。MVPはサヨナラ本塁打の赤羽由絋(ヤクルト)に譲りましたが、“ハマのギータ”の異名を持つルーキーが強烈なインパクトを残しました。投手陣は、3番手で登板した徳山が1イニングを無失点、5番手の三浦は1イニングで2失点の結果に終わっています。

26、27日に行われたオールスターゲームでは、試合前のホームランダービーに牧秀悟が出場。1回戦で柳田悠岐と対戦し、牧が1本、柳田が2本で初戦敗退に終わりました。

試合では第1戦に3番・セカンドでスタメン出場した牧が、初回に無死1・3塁の場面で先制点となる犠牲フライを放って1打点。第2打席は三振に終わり、2打席で交代となりました。7番・指名打者で出場した佐野恵太は1、2打席凡退でベンチに下がりました。この試合では、投手で唯一の出場となった伊勢大夢が4番手で登板。1イニングで2奪三振を記録しましたが、被安打2、2四死球で1失点と、リードを守ることができませんでした。

松山で行われた第2戦は、牧、佐野の2人とも途中出場で、佐野は代打で登場した7回に岸孝之から安打、牧も9回の第2打席に益田直也から安打を放ち、いずれも2打数1安打となっています。牧は大学時代から交流のあった同級生の佐藤輝明と仲の良い姿を見せていましたが、来年3月に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、侍ジャパンの主軸打者として共演に期待したいところです。

29日からペナントレース再開となりましたが、巨人との3連戦が中止になったことで、31日にはシーズン中では異例の紅白戦が行われました。1軍vs.2軍の形で行われた試合は、1軍がロメロ、2軍は有吉優樹が先発。ロメロは1、2回を三者凡退に抑えましたが、3回に味方の失策もあり3失点。2軍では育成の勝又温史のタイムリー三塁打の後、フレッシュオールスターで活躍した梶原がタイムリーで1軍へアピールしています。

ロメロの後は坂本裕哉、育成のスターリン、浅田将汰、池谷蒼大が1イニングずつを無失点。2軍は有吉が2イニングを無失点の後、2番手の宮城滝太が2イニングを投げて味方のミスと宮崎敏郎のタイムリー二塁打で2失点。その後は三浦、中川虎大、櫻井周斗が1イニングずつを無失点に抑えています。

打者では宮崎が2安打と好調をキープし、1軍では蝦名達夫が二塁打を放ち、桑原将志、細川成也、田中俊太が安打を記録しています。注目は4月に右ヒジ手術で戦列を離れたオースティンが2軍の4番・ファーストで出場。3打席で三振、四球、中飛でノーヒットに終わりましたが、コンディションには問題なく、復帰は間近のようです。

28日には、伊藤裕季也と楽天・森原康平の1対1の交換トレードが発表。さらに30日には平良拳太郎と宮城の支配下選手契約が決まりました。先発で実績のある平良と2019年にリリーフとして64試合に登板した森原には後半戦での活躍が期待されています。主砲のオースティンも含めて、シーズン残り54試合、「横浜反撃」の材料が揃ってきました。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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