【ハイライト動画あり】大会初の延長タイブレーク、若手の活躍でJR西日本が四国銀行に勝利。都市対抗野球 1回戦

JR西日本 vs. 四国銀行

第93回都市対抗野球大会は7月18日に開幕。本日23日が大会6日目で、第2試合からは2回戦に入る。第1試合は1回戦最後の試合。JR西日本（広島市）と四国銀行（高知市）の1回戦だ。

四国銀行は先発を任された右腕・山本凌が最速150キロの速球を生かして立ち上りから好投。打線も2回表に一死2・3塁のチャンスを作り、7番・橋川亮佑の内野ゴロから1点を先制する。しかし、5回一死1・3塁のチャンスはJR西日本の右腕・石黒佑弥に封じられて無得点。

山本は4回を無失点に封じて早めに降板する。JR西日本は6回裏に四国銀行の2番手・上谷和大を攻略。二死1・2塁から4番・田村強が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、2-1と逆転に成功する。しかし、四国銀行も7回表二死2塁から9番・平瀬亨がレフト前に同点タイムリー安打。

試合は2-2のまま決着がつかず、10回からは今大会初の延長タイブレークに入る。攻撃は継続打順だが1・2塁にランナーを置いた状態からスタートする方式だ。JR西日本は7回二死から2番手で起用された末野雄大が好投。三菱自動車倉敷オーシャンズから補強された24歳の左腕が、10回表の攻撃も相手を無失点に封じる。

そして10回裏。JR西日本はバントで一死2・3塁とチャンスを広げ、2番・谷雄太は申告敬遠で出塁。一死満塁から3番・土居拓海がセンターオーバーのサヨナラ安打を放ち、試合は3-2で決着した。JR西日本は高卒3年目のエース石黒が7回二死まで2失点と好投し、同じく高卒3年目の3塁手・土居が決勝打。若手の活躍で、2回戦進出を果たしている。

◆試合結果

四国銀行｜0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 ｜2
JR西日本｜0 0 0 0 0 2 0 0 0 1X｜3

◆投手

四国銀行：山本凌、上谷和大、菊池大樹、●佐田涼介
JR西日本：石黒佑弥、○末野雄大

文：大島和人