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連覇を狙う東京ガス、元阪神の藤田太陽監督率いるロキテクノ富山は初出場。都市対抗野球チーム紹介(前回優勝・北海道・東北・北信越代表)
野球好きコラム by 大島 和人鈴木愛斗(北海道ガス)
大城祐樹は184センチ・90キロの大型右腕。140キロ台中盤の速球を持ち、昨夏の日本選手権、昨冬の都市対抗とも勝ち投手は逃したものの好投を見せている。加えて北海学園大学から加入した新人・畑賢志郎も将来性豊かな本格派だ。また、鈴木愛斗は変化球をコーナーに投げ分ける制球力がある。
昨年に続いて予選突破の立役者は4番の寺田和史。3試合で打率.636、3試合連続の3本塁打、8打点と猛打を奮い、OPSは2.237という驚異的な数値を叩き出している184センチ・100キロの左打者だ。ちなみに昨年度の2次予選も打率.778を記録している。さらに城西国際大学から加入した佐藤槙平が3番で打率5割、5打点と台頭し、打線も昨年から強化されている。
◆TDK(にかほ市/3年連続17回目)東北第1代表
TDK
◆過去5年間の成績 ・2021年:2回戦敗退 ・2020年:1回戦敗退 ・2019年:予選敗退 ・2018年:予選敗退 ・2017年:予選敗退
エースの小木田敦也がオリックス入りしたものの、最速154キロの右サイドハンド鈴木大貴は3年目を迎えて健在。加えて今年は新人右腕・権田琉成が台頭している。
権田琉成(TDK)
権田は東北2次予選の第1代表決定戦に先発し、4回2/3を1失点に抑えて勝利を引き寄せた。上田西高校時代は故障に苦しみ、明星大学時代は首都大学連盟2部だったためいずれも大舞台とは無縁だったが、権田も鈴木と同じく最速150キロ台の速球を持つ本格派だ。
ベンチには佐藤開陸、木場涼佑といった好左腕2人に大関竜登が控え、さらに補強選手できらやか銀行の右腕・小島康明が加わった。鈴木と小島は侍ジャパン社会人代表の候補合宿に選出されている。
打線も東北2次予選で打率.339を記録するなど強力。目玉は1番・センターの北畠栞人だろう。八戸学院大学から入社して3年目の外野手で、俊足巧打の持ち主。2次予選は第1代表決定戦の4安打を含めて打率.571、1本塁打を記録している。166センチと小柄ながらパンチ力も兼ね備えていて、プロ入りを意識できるレベルの人材だ。
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