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◆7月2日(土)●1-2 ヤクルト(神宮球場)
白熱した投手戦も延長サヨナラ負けで自力優勝の可能性が消滅し、ヤクルトに2リーグ制後で最速となるマジック「53」の点灯を許した。得点は大田のソロ本塁打による1点のみ。先発の濱口遥大が8回途中1失点、エスコバーは打者4人をパーフェクトに抑えたが、最後に伊勢が打たれた。
◆7月1日(日)●4-11 ヤクルト(神宮球場)
先発の京山将弥が2回途中6失点と大誤算。リリーフも2番手の入江大生は1回1/3を無失点に抑えたが、その後は軒並み失点を重ねた。打線は2本のタイムリーを放った牧秀悟を筆頭に、森と宮崎が3安打猛打賞、桑原、ソトがマルチ安打など13安打を記録したが、牧以外で打点を挙げたのは、嶺井と楠本の2本の犠飛だけと効率の悪い攻撃が目立った。
14カード連続勝ち越しで史上最短でのマジックが点灯したヤクルトの強さは、もはや異次元の域に達した感があります。もちろん、最後まで何が起こるかわからないのが野球ですが、現実的に考えると、今季はクライマックスシリーズ圏内の3位以内を目指すことに方針転換した方が賢明かもしれません。
現在5位のベイスターズですが、3位とは2.5ゲーム差、2位との差もわずか4ゲーム。ということになれば、前監督が得意だった“プランB”の戦いから日本一、という形での“横浜反撃”もアリなのではないでしょうか。
文:大久保泰伸
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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