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大谷翔平、2本塁打に8打点
延長11回の末、試合には惜しくも11-12で敗れたものの、二刀流スターがスタジアムを大いに沸かせた。
エンジェルスの大谷翔平は現地6月21日(日本時間22日)、本拠地エンジェルスタジアムでのロイヤルズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。5点を追う6回に反撃の狼煙となる今季14号の3ラン弾を右中間スタンドへ運ぶと、3点を追う9回裏には右翼へまたも3ラン弾を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。大谷はこれ以外にも犠飛2本で2打点を挙げており、この試合ではキャリアハイとなる8打点をマークした。
大谷による3ラン2本は何もノー・ダウター(打った瞬間それと分かる疑いようのない本塁打)だったことから、現地実況も興奮を隠すことなく、打球初速111.5マイル(約179.4キロ)、推定飛距離423フィート(約128.9m)の今季14号には「イッテラッシャイ!」とシャウト。
打った瞬間、二塁走者のタイラー・ウェイドが諸手を上げた打球初速113.5マイル(約182.7キロ)、推定飛距離438フィート(約133.5m)の今季15号には、今季の定番となった「スゴイ!」の一言を添えた。
一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、試合後、「ショウ撃的選手:2本塁打で8(!)打点」と題した記事を投稿し、その冒頭で、「二刀流スターのショウヘイ・オオタニは火曜の夜、2本の3ラン本塁打とキャリアハイの8打点をマークする素晴らしいパフォーマンスを見せたが、それも単純に、乱打戦をしたエンジェルスには十分ではなかった」と、大谷による超ド級のパフォーマンスと、チームの惜敗を伝えた。
記事によると、「オオタニによる8打点は、エンジェルスの選手としては、ギャレット・アンダーソンが2007年8月21日のヤンキース戦で球団記録の10打点をマークして以降では最多」とのことで、大谷は11回に一死1・3塁の場面で犠飛によりこの日最後の打点をマークしたが、ここで一発が出ていれば、球団最多タイ記録となり、さらに本人にとってはキャリア初のサヨナラ本塁打となっていたのである。
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