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8日に先発した遠藤淳志は7回無失点の快投を見せましたが、打線の援護がゼロで勝ち負けは付かず。9日の九里亜蓮と11日の森下暢仁はいずれも6回2失点と試合は作りましたが、チームは敗れています。リリーフ陣は、栗林良吏が勝利した2試合に登板し、いずれも三者凡退と絶対的守護神ぶりを発揮。特に7日の楽天戦は、3者連続空振り三振と圧巻の内容でした。
野手陣と同様にチームを救ったベテランが、投手最年長の野村祐輔でした。今季初登板となった10日の西武戦では、初回から失点するなど3失点で6回途中降板も、打線の援護で今季初勝利。昨季はプロ初の未勝利に終わりましたが、自身618日ぶりの白星となりました。苦戦が続いた交流戦で、デビューから続く初登板からの連続先発登板の記録を「194」に延ばした「帰ってきた元最多勝右腕」を投手MVPに選出したいと思います。
交流戦前に「6」あった貯金が、終わってみれば借金「2」でのリーグ再開となってしまいました。最後の1週間で存在感を発揮したベテラン勢の活躍が、今後の反抗に不可欠なのは間違いないところですが、もう1つ、先週の試合ではこれからの戦いのカギを握るキーワードがありました。10日の西武戦、勝敗を決めたのは、それまでゼロだった、菊池涼介と坂倉将吾が放った2本のホームランでした。
鈴木誠也という大砲を失った今季、「つなぎの野球」で好スタートを切ったチームですが、試合の流れを一気に変える一発の魅力は、長いシーズンを勝ち抜く上でやはり必要です。ここからは、ルーキーながら開幕スタメンで鮮烈デビューの末包昇大や、昨年プチブレイクを果たした林晃汰、地元・広島出身の大砲候補の正隨優弥など、若きスラッガーの躍動に期待したいところです。
文:大久保泰伸
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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