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野球 コラム 2022年6月7日

明治大学、東京六大学で一番弱かったチームが挑む3年ぶりの日本一。全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 明大スポーツ新聞部
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3年ぶりの日本一を目指す

だが、4年生も負けてはいない。副将・山田陸人内野手(法4=桐光学園)は、負ければ優勝が遠のく法大2回戦。9回2死から執念の適時打を放ち、同点に持ち込んだ。さらに、課題とされていた外野手も慶應義塾大学との1回戦で本塁打を放った明新大地外野手(政経4=明大中野)や長南佳洋外野手(文4=八戸学院光星)が3割台の打率を残すなど4年生たちが穴を埋めてみせた。

明大から5人の選手がベストナインに選出されるなど、戦力十分な明大。だが、優勝をつかんだ一番のカギとなったのは、どの大学よりも強い勝ちへの執念だ。今年度の4年生は3年前の頂点を知る最後の世代。もう一度あの頂へ。「自分たちの代で必ず優勝がしたい」(村松主将)。その強い思いが強い原動力になった。

「勝つためには上下関係は要らない」(村松主将)と4年生が率先して準備片付けを行い、下級生が意見を言いやすく、伸び伸びとプレーしやすい雰囲気づくりを徹底。スタメンとして出場する4年生は決して多くなかったが、ベンチから声を張り上げ、常にチームを鼓舞した。そんな思いが後輩たちの力に変わった。誰もが「4年生と優勝がしたい」と口をそろえるように。

優勝へ大手を懸けた立大3回戦。試合は延長までもつれ込み、迎えた11回裏1死一、三塁。これまで、投手陣を引っ張ってきた副将・蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)がサヨナラの犠打を放ち、3年ぶり41度目の優勝を決めた。最後まで決して諦めない猪軍団たちの強い執念と、全員の気持ちでつかみ取った優勝。全日本選手権でも、全員野球に注目だ。

◆6月8日(水)神宮球場
・9:00 明治大学vs.神奈川大学

文:宮本果林/写真:西村美夕(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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