鈴木誠也、復帰へ向け室内打撃練習を開始

復帰間近の鈴木誠也

カブスの鈴木誠也が復帰へ向け、順調に回復している模様だ。5月26日のレッズ戦で、二盗を狙った際に左手薬指を突き指し、その後、現地5月30日に10日間の負傷者リスト入り（5月27日に遡って適用）した和製スラッガーが、本拠地リグレーフィールドの室内練習場で、打撃練習を行ったと現地メディアが伝えている。

『MLB.com』は現地4日付で掲載した負傷者やロースターに関する最新ニュースに「スズキがケージで打ち、投げる」とタイトルを冠し、鈴木の復帰予定を6月中とした上で、「スズキは徐々により野球の活動へと戻りつつあるなか、6月3日から4日にかけて室内ケージで打撃練習を行った」とし、「彼はスローイングのルーティンは続けられていたが、指を保護するため、ボールの捕球は行っていない」と伝えた。

記事によるとカブスのデビッド・ロス監督は、「彼は日々良くなっている。（負傷した）指の可動域は、ほとんどフルレンジになっている。日に日に良くなっている。今は、単に徐々に前進しているのだと思う。まだ、腫れが少し残っているんだ」と述べたとのこと。

また、現地局『NBCスポーツ』のシカゴローカルも、同様に同日付で電子版に鈴木の回復に関する記事を掲載し、その冒頭で、「セイヤ・スズキは、引き続き左手薬指の突き指から回復するなか、前進の兆しを見せている」とした上で、上述したロス監督のコメントを伝えた。

記事では、今後の復帰の目処について、「彼は月曜に復帰の資格を得るが、カブスはスズキが完全復帰へ向けて取り組むなか、負傷には慎重を期している」としている。