人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
昨シーズン、18勝5敗・防御率1.39・奪三振206で「最多勝」「最優秀防御率」「最多奪三振」「最高勝率」「最多完封」の投手5冠、さらには「MVP」「ベストナイン」「沢村賞」と投手部門のタイトルを総なめにし、オリックス・バファローズ25年ぶりのリーグ制覇に貢献した山本由伸投手。球界を代表するエースに成長した山本投手にリーグ連覇・日本一を目指す今シーズンにかける意気込みをお伺いしました。(取材日:2021年2月中旬)
◆納得の時間を過ごしたキャンプ
――オフの期間が短かったと思いますが、コンディションの難しさはなかったですか?
昨シーズンは球数やイニング、試合数も多く投げました。自分が感じている状態はいいですが、周りにはすごく心配していただいています。多少探り探りな部分もありますが、ケアはできていますね。また、トレーニングはオフシーズンにしっかりできたので、後悔のないぐらい、やり込めたと思います。
――今年、オフや春季キャンプで新しく取り入れたことはありますか。
新しく何かを取り入れたことはないですが、野球中心の生活がさらに野球中心になってきています。それほど全力で野球に向き合えていますね。トレーニングでは、新しくと言うよりは今まで取り組んできたものをより上手にと言うか、まだできていないことがたくさんあるので、そこをしっかり丁寧に時間をかけて取り組んでいます。
――「やり投げトレーニング」はどういうきっかけで始められたのですが?
プロに入ってずっと、5年ぐらいトレーニングを教わっている先生の発案です。そこだけ切り取られてよく聞かれますが、「やり投げ」はトレーニングの一部です。どのトレーニングに取り組むにしても、しっかりやり込んで積み重ねることが大事です。もちろん、いいトレーニングを選ぶことも大事ですが、取り組み方が大事だと思っているので、そういうことはよく後輩に伝えています。
――そういうお話を聞くと、やるべきことを続けていける才能がある人が天才なんだなと思えます。
僕は全く天才ではないですし、もし天才だったとしても、才能だけでプロの世界で活躍している人はいないです。みんな、すごく練習していますし、そういうのを見ると僕ももっとやらなければと焦ってしまいます。
◆今年こそ、日本一まで勝ち続けたい
――昨シーズンは11月の日本シリーズまでフル回転の活躍でした。
シーズン最後まで熱い試合が続いて、1敗が大きく響き、1試合1試合の重みが全然違うと感じました。試合前や試合中は真剣なので、楽しいと思いながらやっているわけではないですが、やりきった後は、すごく楽しかったと思えるので、その瞬間がすごく好きですね。
――チームの成長はどの部分で感じましたか?
接戦の試合を勝ちきれたり、なんとか引き分けで逃げられたり、そういった試合が増えていたので、そこで強さを感じました。それまで10連勝を超えるような連勝をしたことがなかったので、11連勝では勢いをすごく感じましたね。
――東京五輪を始め、クライマックスシリーズや日本シリーズとプレッシャーの掛かる場面が多く、球数以外の疲れを心配してしまいます。
東京五輪は緊張感もすごかったですが、それ以上に楽しさがあって、集中して、夢中になってできたので、そこまで疲れはありません。日本シリーズも楽しめましたし、悔しい思いもしましたが、最後には悔いを残すことなく終われたので、精神的な疲れも特にありませんね。
――プレッシャーを楽しめるという感覚が、大きな舞台でも力を発揮できる理由だと思いますがいかがでしょうか。
これまでいい指導者に出会い、小学校や中学校ですごく野球を好きなれたことで今があります。その時の気持ちのまま、野球の楽しさを忘れず、野球を好きな気持ちも忘れていない、そこが一番いいと思います。
――昨シーズン、投手部門のタイトルを総なめにしました。こだわっているタイトルや数字はありますか。
特にこれというものはないです。どれも一番になりたいですね。
――山本投手から何かタイトルを奪いたいと言った後輩もいましたが・・・。
なんか、そんなことを言っている後輩もいましたね(笑)。でも負けません!
――最後に今シーズンの意気込みを聞かせてください。
まずは連覇に向かってリーグ優勝して、次こそは日本一になりたいので、精一杯投げたいと思います。
**********************
山本由伸(やまもと よしのぶ)プロフィール
右投右打の投手。1998年8月17日生まれ。岡山県備前市出身で都城高校(宮崎県)から、2016年のドラフト4巡目でオリックス・バファローズに指名される。一軍公式戦のデビューは、2017年8月20日の千葉ロッテマリーンズ戦での先発登板。同年8月31日にプロ初勝利を挙げた。2年目は全てリリーフで54試合に登板すると、3年目の2019年には先発に戻り、最優秀防御率、2020年には最多奪三振のタイトルを獲得。そして、2021年には最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、最多完封と投手5冠・沢村賞受賞とタイトルを総なめにした。
**********************
J SPORTS 編集部
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【先行】NPBプロ野球12球団ジュニアトーナメント 2024 明治神宮野球場(12/29)
12月29日 午前10:50〜
-
12月17日 午前9:55〜
-
12月25日 午後11:00〜
-
12月14日 午前9:55〜
-
【先行】NPBプロ野球12球団ジュニアトーナメント 2024 明治神宮野球場(12/27)
12月27日 午前8:50〜
-
12月24日 午後10:00〜
-
12月10日 午後11:00〜
-
【先行】NPBプロ野球12球団ジュニアトーナメント 2024 明治神宮野球場(12/28)
12月28日 午前8:50〜
野球人気アイテム
-
MLB公式 大谷翔平 2025 二刀流復帰応援 ドジャース ピッチャー版ボブルヘッド/球場台座付
-
大谷翔平 31日 万年日めくりカレンダー
-
ドジャース 大谷翔平 ナショナルリーグ MVP 2024 獲得記念 Tシャツ ブルー
-
ドジャース 大谷翔平 ナショナルリーグ MVP 2024 獲得記念 ネーム&ナンバー 背番号 Tシャツ ブルー
-
Decoy's First Pitch Tシャツ ブルー
-
ドジャース 大谷翔平 ふわふわベアぬいぐるみ(ホームユニフォーム)
-
大谷翔平 OHTANI JUDGE NY vs LA WORLD SERIES 2024 LIMITED EDITION パーカー・スウェット
-
大谷翔平 WORLD CHAMPION 2024 LIMITED EDITION Tシャツ
J SPORTSで
野球を応援しよう!