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野球 コラム 2022年3月4日

【広島好き】選手名鑑の出身校データからの考察。『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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前田智徳や緒方孝市など、ビッグレッドマシンと呼ばれた90年代後半の打線の中心となった高卒外野手は、現在は2人のみですが、1年目のキャンプから非凡な打撃を見せている田村俊介に大きな期待がかかります。

内野手は高卒11人が最多で、大卒が3人、社会人出身が1人。リーグ3連覇を達成した大卒の菊池涼介と社会人出の田中広輔のコンビから、小園海斗、林晃汰、育成の二俣翔一など、高卒選手主体の内野陣が形成される日も遠くなさそうです。

最後に出身校別で見ると、高校は地元の広陵高校が最多の5人(野村祐輔、中田廉、中村奨成、白濱裕太、上本崇司)で、智弁和歌山高校(黒原拓未、小林、林)、中京大中京高校(堂林翔太、磯村嘉孝、中村健人)、敦賀気比高校(西川龍馬、木下元秀、前川誠太)と、甲子園常連の3校が3人ずつで並んでいます。

大学は亜細亜大学(九里、薮田和樹、矢野雅哉、正随優弥)の4人が最多で、明治大(野村、森下、上本)と中部学院大学(野間峻祥、床田宏樹、坂田怜)が3人ずつで並んでいます。社会人で複数いるのはトヨタ自動車(栗林、中村健)の2人のみで、長野がホンダ、松本がホンダ鈴鹿と同系列の会社からの入団となっています。

このように出身校だけを見ても、時代やスカウトの傾向、その時々のトレンドなど、たくさんの発見があります。育成選手や一軍実績のほとんどない選手のチェックなど、この時期ならではの情報収集に、一家に1冊は選手名鑑を、と書かせて頂きます。

※データは宝島社『プロ野球データ名鑑』を使用、集計は筆者)

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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