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キャンプがスタート
キャンプ地は気温22度。青空も広がり気持ち良さそうだ。楽天のキャンプ初日は、10:50ごろ、いきなり田中将大がブルペンに一番乗り。ほどなく則本昂大もやって来ると、5分と立たないうちに5つあるマウンドが埋まり、強い球がミットに収まる時の心地よい音がパーン、パーンと響き渡った。
田中はすぐ脇にタブレット端末を立てて、データを取りながら投げていたかと思うと10分程度で切り上げる。その頃、入れ替わるようにブルペン入りした松井裕樹は、30分近くかけて丁寧に腕を振ってストレートを中心に投げていた。
この捕手を務めていたのが、ドラフト2位ルーキーの安田悠馬。松井と言葉を交わしていたようだが、5つ上の大先輩を相手に物怖じした様子はみられなかった。外国人投手のブセニッツと宋家豪も、予定では第2クールから合流予定だったが、初日からキャンプイン。あちこちで笑顔の選手たちの様子がカメラに捉えられた。
ギャオス内藤さんが「解説不要。きれいですね」と嘆息気味に語りはじめたのは、岸孝之。ブルペン入りする前、しばらくキャッチボールをしていたが、ブルペンで投げる投手が少なくなるのを待っていたかのように、いつも定位置にしている一番奥のマウンドへ。
外野守備につく岸投手
変わらない美しいフォームでマイペースに投げこんでいた。岸はその後、半袖Tシャツとハーフパンツのトレーニングウェアに着替えると、外野フィールドへ。野手の打撃練習でを飛んだボールを野球少年のように(でも華麗に)追いかけていたのが印象的だった。
その野手陣の打撃練習で、ホームランを打つなど、強い打球を豪快に飛ばしまくっていたのは田中和基。ギャオスさんも「振れてるねえ。一番目立ってる」と評価。「今季は外野に西川遥輝、外国人選手が入っているし、いいアピールになっている」と絶賛。ギャオスさんの「本日のMVP」に選出した。
お昼ごろには、昨季パ・リーグ打点王の島内宏明のインタビューが生中継された。ギャオスさんが「本当に勝負強いバッティング!」と問いかけると、「勝負強さはギャオスさんに教えてもらったので」と鮮やかに切り返す。
天気に恵まれたキャンプ初日
目標達成の秘訣を聞かれても、島内は「もう11年目なので、そろそろ真面目にやっていきたい」と相変わらず煙に巻くようなユーモアが効いていて、何度も笑いがこぼれてしまった。
特筆したいのは、ソフトバンクから移籍してきた川島慶三。チーム最年長の38歳となるが、ユニフォームの裾をストッキングに入れたオールドスタイルが決まっていて、若々しいどころか、ユニフォームを泥だらけにして練習に励んでいる姿は感動的ですらあった。
ギャオスさんも、「意識して足を動かしている。ダッシュのメニューも抜いてない。ベテランだけれど、彼は何かやってくれる選手と聞いています」。さらに続けて、「スーパーサブ、いやスタメンもある。代打の切り札としても」とシーズン中の活躍に思いを馳せていた。
ちなみに、明るくてためになるギャオスさんの解説に、野球に関することなら何でも質問できるコーナー「おしえてギャオスさん」が、今年も質問を募集中。ツイッターで「#おしえてギャオスさん」をつけてドンドン投稿してください!
文:松山ようこ
松山 ようこ
翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実 』
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