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野球 コラム 2022年1月13日

【オリックス好き】 チキチキジョニー石原の「私がオリックスファンになったきっかけ」

野球好きコラム by 石原祐美子(チキチキジョニー)
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2021年日本シリーズ第6戦、ガガガSPのコザック前田さんと

  

みなさんはじめまして。この度コラムを書かせていただくことになりました、大阪在住の漫才コンビ、チキチキジョニーの石原です。46歳、4年目の若手オリ姫、初めてコラムに挑戦します。

球場には年間20試合ほど、主に京セラドーム大阪に出没しています。そこで目にした様々な光景、出会った人たち、外側から見たオリックス・バファローズの魅力をこれから書きつづっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

まずは、それまで全く野球に興味もなく、ショートというポジションがどこなのかすら分からなかった私が、突如オリックスファンになったきっかけから。

私の大好きなバンドのボーカルであり友人、今はオリックスファンの師匠でもあるガガガSPのコザック前田さんに誘っていただいて観に行った2018年6月5日、阪神タイガースとの交流戦。阪神甲子園球場の外野ビジター席が、私のスタート地点です。

満員の甲子園で圧倒的少数のオリックスファンの人たちは、なんとなく全体的に大人しい人が多いように見えました。が、試合が始まるとすぐ、その印象はかき消されることに。攻撃になると全員がすくっと立ち上がり、複雑な旋律の応援歌を一糸乱れず歌うその迫力!そして隣ではコザック前田さんの生歌!

「もうこれライブやん!めっちゃ楽しい!」と思っていた中盤5回表、その声援に応えるかのように放たれた吉田正尚選手とマレーロ選手の連続ホームラン!「か、かっこいい・・・選手もファンも!そしてなんだ、この異常なまでの一体感は!」

更に中継ぎで出てきたピッチャーの素人目にもわかるえげつない投球に驚き、すぐに調べました。「お、岡山県出身か、私と一緒じゃ。山本由伸っていうのか。え!?まだ19歳!?もんげーっ!!(岡山弁で「ものすごい」)」

初めて見るオリックスの試合は、すさまじく興奮する光景の連続でした。
試合は、3対2でオリックスの勝利。歓喜の渦の中で、見知らぬ兄ちゃん達とハイタッチを交わし、「よくやった!よくやった!バファローズ!!」とちぎれるほどの拍手をしていました。みんなで熱狂的に喜びを分かち合っていたのに、試合が終わったらその場でユニフォームを脱ぎ、そっとカバンに入れ、普段着の状態で静かに散り散りに帰って行く人々。

私にとって、試合内容だけでなく、その日の出来事すべてが新鮮で衝撃的でした。
それから続けて前田さんに何度か観戦に誘ってもらい、初めて悔しさにのた打ち回ったのが、6月22日ほっともっとフィールド神戸の対福岡ソフトバンクホークス戦。延長10回、中村晃選手が打ったファウルが、工藤監督のリクエストにより勝ち越しツーランホームランになった試合です。誰もがファウルだと確信していたライトスタンドは騒然となり、飛び交う怒号。わが子のように大事にポンタのぬいぐるみを抱きかかえながら怒り狂うおじさん・・・。こんな混沌とした状況で10回裏の攻撃。いったいどうなるのかと思っていたら、応援歌が始まるとやっぱりちゃんと歌いだす外野民の人々。あのおじさんも、ポンタをリズムよく掲げながら歌っている・・・もう愛おしさしかありません。

この日、私は悔しさに唇を噛みしめながら強く思いました。この人たちの仲間に入れてもらいたい、このチームをずっと応援して行こうと。

在阪球団にもかかわらず、関西でオリックス・バファローズは完全なるアウェーであり、マイノリティー。関西に住んでる人は、阪神ファンではなくても『六甲おろし』はなぜか歌えるが「オリックスの歌って、どんなん?」と聞いてくる人が多数という悲しい現実・・・。実際、私もファンになるまで球団歌『SKY』を知りませんでした。

でも決してそれは拗ねているわけではなくて、だからこそ自分たちだけが知っている密かな楽しみをこっそりと味わっているようなドキドキ感と連帯感がある。そんなところにも心惹かれていったのかもしれません。でも、『SKY』はもっと流してほしいよ・・・関西のテレビとラジオ(泣)

球場にいる先輩ファンがみんな優しく、一人で球場に行っても一度も居心地の悪い思いをしなかったことも、すんなりとファンになることができた大きな要因の一つでした。
とにかく初心者ファンを歓迎してくれましたし、知らないことをバカにせず知識の押し付けもしない。それどころか最初の頃は、負けると切ない顔で「ごめんな、これに懲りずまた来てな」と言ってもらうこともありました。

この4年間でたくさんの人たちに出会いました。
昨季リーグ優勝した時は、長い長い年月ずっと応援し続けてきた先輩ファンたちの顔が一番に浮かんできて、涙が出ました。本当に報われてよかった。
改めて、おめでとうございます!

昨季のリーグ優勝をうけて、新しいファンがまたたくさん増えると思います。
私がそうしてもらったように新しいファンの人たちを全力で歓迎します!
強くなる前からすでに「にわか」を「本気」にする力があったオリックス・バファローズ。強くなってこの先どうなっていくのか。
期待と不安の入り交じる中、今年も早く試合が観たくてウズウズしています。

文:石原 祐美子(チキチキジョニー)

石原祐美子(チキチキジョニー)

松竹芸能所属の漫才コンビ「チキチキジョニー」ボケ担当(ツッコミ担当は岩見真利)。
岡山県新見市出身(新見市ふるさと大使)。趣味・特技は相撲観戦、みかんの銘柄当て、オリックスファン。2018年、ガガガSPのコザック前田さんに誘われて観戦したことをきっかけにオリックスファンになる。

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