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野球 コラム 2021年12月16日

MVPは村上宗隆と山本由伸、注目の新人王は栗林良吏と宮城大弥が受賞。NPB AWARDS 2021

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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NPB AWARDS 2021

東京ヤクルトスワローズの日本一で終わった2021年のプロ野球。その年間表彰式である「NPB AWARDS 2021」が12月15日に行われた。最優秀選手賞(MVP)は、セ・リーグが村上宗隆内野手(東京ヤクルトスワローズ/初受賞)、パ・リーグは山本由伸投手(オリックス・バファローズ/初受賞)が選ばれた。

村上は今シーズン、打率.278、本塁打39、打点112の成績。9月には史上最年少での通算100号本塁打を達成するとともに、初の本塁打王を獲得。東京ヤクルトの6年ぶりのリーグ優勝と、20年ぶりの日本一に大きく貢献した。セ・リーグ史上最年少での受賞となった村上は、今季を振り返って「最高のシーズンになりました。チームとしてトップに立てたことが一番うれしいです」と述べた。

また、SNSを通じてファンから募集した質問で「理想のバッターは誰ですか」と聞かれると、「誰と言うより、打てるものなら10割打ちたいですし、全打席ホームランを打ちたい。それを求めて常にやっています」と答えた。そして「コロナがなくなったら何を一番したいですか」には、「満員の神宮球場で野球がしたい」と即答した。

山本は18勝5敗、防御率1.39、奪三振206、勝率.783と圧巻の成績。MVPに加え、ベストナイン(初)、最多勝(初)、最優秀防御率(2年ぶり2度目)、勝率(初)、最多奪三振(2年連続2度目)、さらには沢村賞(初)と投手タイトルを総なめにした。

山本は今シーズンを振り返り、「夏にオリンピックがあり、とても長いシーズンでしたが本当に充実した、あっという間に感じるシーズンでした」と話した。SNSからの「ライバルはいますか?」と質問では、「素晴らしい先輩方がたくさんいますし、今年は成績としては一番でしたが、来シーズンも負けないようにがんばりたい」と答えた。

史上稀に見る高い次元での争いとなったセ・リーグの最優秀新人賞は東京五輪の胴上げ投手で、37セーブ、防御率0.86の成績を残した栗林良吏投手(広島東洋カープ)が受賞したが、そのハイレベルを表すように、最優秀新人賞に値する活躍を讃えた新人特別賞が5人に贈られた。

日本シリーズの開幕投手を任された9勝の奥川恭伸投手(東京ヤクルト)、10勝を挙げた伊藤将司投手、25本塁打の佐藤輝明内野手、盗塁王の中野拓夢内野手(ともに阪神タイガース)、打率.314、22本塁打の牧秀悟内野手(横浜DeNAベイスターズ)だ。

栗林は「今年1年は野球を通して、子どもたちに勇気と元気と、野球の楽しさを伝えることができたと思うので、来シーズンも1人でも多くの子どもたちが、野球を始めたいと思うようにがんばっていきたいと思います」と語った。

一方、パ・リーグは13勝4敗、防御率2.51、勝利数、防御率、勝率でMVPの山本に次ぐ成績を挙げ、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した宮城大弥投手(オリックス)となった。また、10勝をマークした伊藤大海投手(北海道日本ハムファイターズ)は新人特別賞を受賞している。

宮城は「このような賞をいただけて光栄に思います。来シーズンもしっかりチームに貢献できるようがんばっていきます。これからも(沖縄)県民を盛り上げていけるようにがんばりますので、応援よろしくお願いいたします」と緊張した様子でコメントした。

そして、2021年の野球で忘れてはならないのは、東京オリンピックでの金メダル獲得。その手腕を讃えて、コミッショナー特別表彰で侍ジャパンの稲葉篤紀前監督が特別賞を受けた。

受賞のスピーチで稲葉前監督は、12球団への感謝を述べた後、「この賞は全員で獲れた賞だと思います。来年からは北海道日本ハムのGMとして、1人でも多く侍ジャパンの選手を出していけるように、またこれからの侍ジャパンの発展を願っております」とコメントした。

また、その年のプロ野球の発展に大きく貢献した選手、監督、コーチ、審判に贈られる正力松太郎賞には東京ヤクルトの高津臣吾監督が、そして特別賞には侍ジャパン稲葉前監督と、MLBロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手が選ばれた。

高津臣吾監督は、「すごく大変な日本シリーズでしたが、ファンの皆さんには喜んでいただけるシーズンになったと思います。選手のがんばりでここに立たせてもらっていますが、代表していただきました。また来年もこの賞を頂けるようにがんばっていきます」とスピーチした。

大谷選手は「メジャーリーグ所属選手としてはイチローさん以来ということで、アメリカでの活躍を評価いただけてうれしく思います。また、北海道日本ハムの先輩に稲葉さんと一緒にいただけたことに縁を感じます。来年も日本から応援頂ければうれしいです」とメッセージを寄せた。

主な表彰選手は以下の通り。

セントラル・リーグ

◆最優秀選手賞
・村上宗隆(東京ヤクルト/初)

◆最優秀新人賞
・栗林良吏(広島東洋)

◆ベストナイン賞
・投 手:柳 裕也(中日ドラゴンズ/初)
・捕 手:中村悠平(東京ヤクルト/6年ぶり2度目)
・一塁手:J,マルテ(阪神/初)
・二塁手:山田哲人(東京ヤクルト/2年ぶり6度目)
・三塁手:村上宗隆(東京ヤクルト/初・一塁手で1度)
・遊撃手:坂本勇人(読売ジャイアンツ/4年連続7度目)
・外野手:鈴木誠也(広島東洋/6年連続6度目)
・外野手:近本光司(阪神/初)
・外野手:塩見泰隆(東京ヤクルト/初)

◆投手部門
・最優秀防御率:柳裕也(中日/初)防御率2.20
・勝率第一位:青柳晃洋(阪神/初)勝率.684
・最多勝利:青柳晃洋(阪神/初)、九里亜蓮(広島東洋/初)勝利13
・最多セーブ:R.スアレス(阪神/2年連続2度目)セーブ42
・最優秀中継ぎ:清水昇(東京ヤクルト/2年連続2度目)ホールドポイント53
・最多三振奪取:柳裕也(中日/初)奪三振168

◆打撃部門
・首位打者:鈴木誠也(広島東洋/2年ぶり2度目)打率.317
・最多安打:近本光司(阪神/初)安打178
・最多本塁打:村上宗隆(東京ヤクルト/初)、岡本和真(読売/2年連続2度目)本塁打39
・最多打点:岡本和真(読売/2年連続2度目)打点113
・最高出塁率:鈴木誠也(広島東洋/2年ぶり2度目)出塁率.433
・最多盗塁:中野拓夢(阪神/初)盗塁30

パシフィック・リーグ

◆最優秀選手賞・沢村栄治賞
・山本由伸(オリックス/初)

◆最優秀新人賞
・宮城大弥(オリックス)

◆ベストナイン
・投 手:山本由伸(オリックス/初)
・捕 手:森 友哉(埼玉西武ライオンズ/2年ぶり3度目)
・一塁手:B.レアード(千葉ロッテマリーンズ/初・三塁手で1度)
・二塁手:中村奨吾(千葉ロッテ/初)
・三塁手:宗 佑磨(オリックス/初)
・遊撃手:源田壮亮(埼玉西武/4年連続4度目)
・外野手:杉本裕太郎(オリックス/初)
・外野手:吉田正尚(オリックス/4年連続4度目)
・外野手:柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス/2年連続6度目)
・指名打者:近藤健介(北海道日本ハム/3年ぶり2度目・外野手で1度)

◆投手部門
・最優秀防御率:山本由伸(オリックス/2年ぶり2度目)防御率1.39
・勝率第一位:山本由伸(オリックス/初)勝率.783
・最多勝利:山本由伸(オリックス/初)勝利18
・最多セーブ:益田直也(千葉ロッテ/8年ぶり2度目)セーブ38
・最優秀中継ぎ:堀 瑞輝(北海道日本ハム/初)ホールドポイント42
・最多三振奪取:山本由伸(オリックス/2年連続2度目)奪三振206

◆打撃部門
・首位打者:吉田正尚(オリックス/2年連続2度目)打率.339
・最多安打:荻野貴司(千葉ロッテ/初)安打169
・最多本塁打:杉本裕太郎(オリックス/初)本塁打32
・最多打点:島内宏明(東北楽天ゴールデンイーグルス/初)打点96
・最高出塁率:吉田正尚(オリックス/初)出塁率.429
・最多盗塁:荻野貴司(千葉ロッテ/初)、和田康士朗(千葉ロッテ/初)、西川遥輝(北海道日本ハム/3年ぶり4度目)、源田壮亮(埼玉西武/初)盗塁24

J SPORTS編集部

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