人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2021年12月9日

ともに初優勝を目指す2チーム。九州勢67年ぶりの優勝がかかるHonda熊本と、決勝初進出の東京ガスが対戦。都市対抗野球大会・12月9日(木)のみどころ

野球好きコラム by 大島 和人
  • Line

12月9日(木)決勝

11月28日(日)に開幕した第92回都市対抗野球大会だが、日程は残すところあと1日。12月9日(木)は決勝戦が行われる。Honda熊本と東京ガス、ともに勝てば初優勝となる。

12月9日(木)16:00 Honda熊本(大津町)vs. 東京ガス(東京都)

Honda熊本は19年ぶりの決勝進出だ。今大会は4試合すべて1点差で勝利してきた勝負強さが光る。九州勢としては1954年の八幡製鉄以来、67年ぶりの優勝がかかる。

◆Honda熊本 勝ち上がり
・12月 8日(水)準決勝:2-1 セガサミー
・12月 6日(月)準々決勝:2-1 東邦ガス
・12月 4日(土)2回戦:7-6 伯和ビクトリーズ
・11月29日(月)1回戦:3-2 JR東日本

投手陣は準々決勝まで継投で勝ち上がってきたが、準決勝は片山雄貴が完投。ドラフトで指名を受けた投手はいないが、片山を筆頭に個性的な技巧派、変則派が多い。片山の他にも右サイドハンドの福田大輔、左サイドハンドの林健太が3試合に登板して好内容を見せている。決勝は彼らをフル回転させる総力戦で臨んでくるだろう。

打線は“一発攻勢”が際立っている。3番ショートの稲垣翔太は打率.231、4番ファーストの古寺宏輝は打率.250だが、いずれも4試合で2本塁打。古寺は大阪桐蔭高校、関東学院大学を経て入社した新人だが、準決勝でサヨナラ本塁打を放った。逆に言うとこの2人に本塁打を打たさないことが、Honda熊本を封じる前提だろう。

1番ライトの山本卓弥は打率.357と好調。183センチ・86キロの大型で、2回戦は本塁打も放っている。和田裕生も代打で2試合起用され、ここまで打率10割とノッている。

一方の東京ガスは初の決勝進出。東京勢としては2017年のNTT東日本以来、4年ぶりの優勝がかかる。

◆東京ガス 勝ち上がり
・12月8日(水)準決勝:9-3  NTT東日本
・12月7日(火)準々決勝:4-3 ENEOS
・12月5日(日)2回戦:5-1 三菱重工West
・12月1日(水)1回戦:3-2 ミキハウス

東京ガスは右腕・益田武尚、左腕・高橋佑樹の2人で4試合の先発ローテーションを回している。決勝戦は“順番”を考えると153キロ右腕の益田だが、7日の準々決勝で左脇腹を痛めて1球で降板しており、コンディションの不安が大きい。ただし、大会を通してリリーフ陣が安定している。準決勝の勝ち投手になった左腕・宮谷陽介は、ここまで3試合に登板して無失点。左腕・三宮舜も3試合、計8イニングを1失点で抑えている。

エースはやはり臼井浩。140キロ台後半の速球、質の高い変化球、制球を併せ持つ好投手だ。準々決勝で5イニングを投げ切り、勝ち投手となっている。誰が先発に回るにせよ、リリーフで控えるにせよ、この3人は大きな戦力となる。

攻撃は4番・小野田俊介、5番・加藤雅樹と中軸に強打者が並び、準決勝まで要所で良い働きを見せている。4試合の本塁打は小野田の1本のみだが、チャンスで走者を還せる打線だ。

特に1番サードの石川裕也は、4試合で5打点と勝負強さを見せている。準々決勝まで当たりのなかった7番セカンド相馬優人が、準決勝で3打数2安打2打点と結果を出したことも明るい材料だ。そして4試合で2失策と守備も堅い。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ