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12月4日(土)は2回戦3試合
11月28日(日)に開幕した第92回都市対抗野球大会。12月4日(土)は2回戦の3試合が行われる。
◆10:00 Honda熊本(大津町)vs. 伯和ビクトリーズ(東広島市)
Honda熊本は昨年の第91回大会でベスト8入りを果たしている。今大会の1回戦は読売ジャイアンツ2位指名の左腕・山田龍聖から3点を奪ってJR東日本を下した。
左サイドハンドの林健太が、リリーフで素晴らしい投球を見せた。林は宮崎梅田学園からの補強で、球速こそ140キロ弱だが、下から浮き上がってくる迫力がある変則派。JR東日本を相手に3回からの4イニングを零封している。3番・ショート稲垣翔太は山田龍聖から本塁打で反撃の口火を切った。4番・ファーストで起用された新人・古寺宏輝も4打席中3打席で出塁を果たし、上々の都市対抗デビューを飾っている。
伯和ビクトリーズは1回戦で四国銀行に6-0と快勝している。初戦はJR西日本から補強された佃勇典が先発し、6回を零封。JFE西日本から補強された右腕・津山裕希が2イニングをつなぎ、エースの左腕・平岡航はクローザーとして最終回を締めている。
打線は8番・捕手で起用された上甲凌太が、2打席連続本塁打の衝撃的な都市対抗デビューを見せた。宇和島東高校から入社して3年目、20歳の若手がニューヒーローとして名乗りを挙げている。
◆14:00 東邦ガス(名古屋市)vs. 日立製作所(日立市)
東邦ガスは1回戦で日本選手権準優勝の強豪・三菱重工Eastを2-1で退けた。エースの右腕・辻本宙夢が6回途中までを1失点で封じると、広島東洋カープ5位指名で、Honda鈴鹿から補強された松本竜也が3回2/3を零封。守備力で2回戦進出を決めている。
この2人は2回戦も登板機会があるだろう。また、三菱自動車岡崎から補強された大型左腕・坂巻拳は150キロ台の速球を持つ注目選手だ。予選で活躍した右腕・吐前拓哉も控えている。1回戦で初回に2点タイムリーなど2安打を放ったのが4番ファーストの若林俊充。183センチ・100キロの右打者だ。6番・センターで起用された大島啓太は初戦こそ無安打だったが、中日ドラゴンズの大島洋平を兄に持つ俊足選手だ。
日立製作所は左腕・岡直人、右腕・田川賢吾の継投でヤマハを零封し、1回戦を4-0とモノにしている。田川は高卒後にヤクルトで8年プレーしたとは言え、都市対抗の出場は初。しかし、最速147キロの速球と変化球で3回1/3を零封し、東海第1代表を相手に堂々たる内容を見せた。
青野善行は国際武道大学時代に2年連続で大学選手権の決勝進出を果たした右腕。青野、伊藤将司(JR東日本→阪神)、林桂太(JFE東日本)、平川裕太(鷺宮製作所→群馬ダイヤモンドペガサス)と好投手が1学年に4名いる“黄金世代”だった。青野は腰痛で2次予選の登板を回避したものの、11月30日の1回戦はベンチ入りしている。
阪神タイガース6位指名の豊田寛は1番ライトで起用され、5回に本塁打を放つなど3打数2安打2打点1盗塁の大活躍を見せた。しかし、足を少し痛めた様子で、5回裏の守備から交代をしてしまった。3番レフトの大塚直人も4回、6回と2打席連続本塁打を放った。日立製作所はこの2人に限らず“一発”を秘めた打者が揃っている。
◆18:00 ENEOS(横浜市)vs. 日本通運(さいたま市)
ENEOSは新人選手の活躍で、JR東海との1回戦を勝利した。関根智輝は慶應義塾大学出身の新人で、西関東2次予選でも好投していた右腕。最速148キロの速球と変化球に加えて制球が抜群で、1回戦は先発して6イニングを零封している。
2番手の加藤三範は筑波大学出身の新人左腕で、リリーフで3イニングを零封。いずれも大学時代は怪我に苦しんだ選手だが、社会人の大舞台で本領を発揮している。初戦は登板していないものの、東芝からの補強選手・吉村貢司郎は150キロ超の速球で押す本格派右腕だ。
打線では19歳の度会隆輝が早速結果を出した。佐倉リトルシニア、横浜高校時代から全国区だった183センチ・83キロの左打者。本来は内野手ながら、社会人では指名打者やライトで出番を得ている。1回戦は4回にソロ本塁打を放つなど、3打数で2長打の“衝撃デビュー”を飾った。
度会の兄・基輝は既に中央学院大学4年で、11月の明治神宮野球大会を制した。父・博文さんが15年に渡ってプレーした東京ヤクルトスワローズも日本一を決めた。ENEOSの黒獅子旗獲得で“度会家三冠”となれば面白い。
新人の活躍が目立つ第92回大会だが、日本通運は専修大学から入社して1年目の前田敬太が1回戦で好投。パナソニックを6回まで無四球で零封し、勝ち投手となっている。
初戦は前田と“左キラー”の左腕・庄司拓哉、下手投げの和田悠佑の継投で勝ち上がったが、日本通運は選手層が厚いチーム。2回戦で誰が登板するかはなかなか読めない。東京ヤクルトスワローズ3位指名の156キロ右腕・柴田大地は1回戦のベンチ入りから外れたものの、彼の登場にも期待したい。
1番ショートの添田真海は明治大学4年の春に東京六大学の首位打者に輝いた左打者。1回戦は4打数2安打で、2本の長打を放っている。4番・北川利生は3打数2安打1四球と流石の貫禄を見せた。予選は打率が1割台だった森松裕次郎に本塁打が出たことも、勝ち上がりに向けた明るい材料だろう。
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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