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野球 コラム 2021年12月3日

【ハイライト動画あり】優勝候補・大阪ガスは広島6位指名・末包昇大の一発と来年のドラフト上位候補・河野佳の完封で初戦突破。都市対抗野球 12月2日の結果

野球好きコラム by 大島 和人
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12月2日(木)大会5日目 1回戦3試合

第92回都市対抗野球大会は12月2日(木)が大会5日目。この日も1回戦の3試合が行われた。

○JFE東日本(千葉市) 7(延長10回)4 日本製鉄東海REX(東海市)●

JFE東日本|2 0 0 0 0 0 0 0 1 4|7
日本製鉄 |0 0 0 0 0 0 0 3 0 1|4

日本製鉄東海REXは浦本千広、JFE東日本は山田啓太が先発。JFE東日本は1回、一死3塁のチャンスを作ると浦本千広の暴投で三塁走者が生還。さらに3番・内藤大樹が四球で出塁し、4番・平山快がライト線を破るタイムリー二塁打を放って2点を先制する。

新人ながら先発に抜擢された左腕・山田啓太は速球、スライダーを武器に安定した投球を見せていた。浦本千広も2回以降は立ち直り、試合はそのまま2点差で終盤に入る。JFE東日本は8回、橋戸賞右腕の須田幸太を投入。しかし、万全を期した継投が裏目に出た。須田は味方の失策などもあり無死1・3塁のピンチを招く。

日本製鉄東海REXは2番・宇都口滉がライト前にライナーを弾き返す。直接捕球を狙ったライトが後逸し、同点タイムリー二塁打となる。さらに3番・吉位翔伍が無死3塁からレフトに犠牲フライ。日本製鉄東海REXが3-2と試合をひっくり返した。

試合はさらにもつれる。JFE東日本は9回、日本製鉄東海REXの3番手・新原俊哉から一死1・3塁のチャンスを作り、代打・宮地恭平の三ゴロで同点の走者が生還。スコアをタイに戻す。JFE東日本は9回にも一死満塁のピンチを招いた。しかし、ここは4番手の右サイドハンド林桂大が最速149キロの速球で鮮やかな火消しに成功。試合は10回から今大会初のタイブレークに入った。攻撃は「一死満塁」から選択打順でスタート。

先攻のJFE東日本は10回、この回先頭の4番・平山快がレフト線を破る2点タイムリー二塁打。さらに5番・峯本匠がライト前タイムリー安打を放ち、4点を奪う。林桂太は裏の反撃を犠牲フライの1点に抑え、JFE東日本が7-4で乱戦を制した。

都市対抗野球2021

【ハイライト】JFE東日本 vs. 日本製鉄東海REX

○大阪ガス(大阪市)4-0 伏木海陸運送(高岡市)●

大阪ガス|0 0 0 1 0 0 0 1 2|4
伏木海陸|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0

伏木海陸運送はベテラン右サイドの西納敦史、大阪ガスは20歳の右腕・河野佳が先発。両投手とも素晴らしい立ち上がりを見せていた。大阪ガスは4回、広島東洋カープ6位指名の4番・末包昇大が一死からソロ本塁打。センターへのライナーがそのままぐっと伸びてスタンドインする“超社会人級”の一撃だった。

河野佳は速球の最速こそ146キロと抑えめだったが、カットボールやフォーク、カーブを交えて丁寧な投球を見せる。2回、4回には安打を1本ずつ許したものの、いずれも捕手・鳥飼力斗の好送球で二盗を刺し、6回までの二巡を18人で切り抜けた。大阪ガスは8回、8番・古川昂樹がライトポール際にソロ本塁打。わずか2点リードでも、河野佳の調子を考えれば大きな追加点だった。

大阪ガスは9回、伏木海陸運送のリリーフを捉える。5番・三井健右、途中出場の吉澤一翔のタイムリーでさらに2点を加え、試合を決定づけた。河野佳は被安打4、四死球0、9奪三振と完璧に近い内容で伏木海陸運送を完封。2022年のドラフト上位候補にも名乗りを挙げる好投だった。

都市対抗野球2021

【ハイライト】伏木海陸運送 vs. 大阪ガス

●トヨタ自動車(豊田市)1-4 NTT東日本(東京都)○

トヨタ自|0 0 0 1 0 0 0 0 0 |1
NTT東|0 1 1 2 0 0 0 0 X |4

NTT東日本は上出拓真、トヨタ自動車は渕上佳輝が先発。NTT東日本は2回、無死から5番・喜納淳弥がライトにソロ本塁打を放ち先制。3回にも4番・向山基生が二死1・3塁からライト前にタイムリー安打を放ち2点のリードを奪う。トヨタ自動車も4回、2番・佐藤勇基が無死からソロ本塁打。元中日ドラゴンズ佐藤秀樹氏を父に持つ大卒新人が都市対抗デビュー戦で一発を放った。

しかし、NTT東日本はその裏にすぐ突き放す。一死1・2塁のチャンスを作って先発の渕上を下ろすと、一死満塁からトヨタ自動車の2番手・川尻一旗が暴投して3点目。さらに死球の走者で一死満塁に戻すと、2番・丸山雅史がライトに犠牲フライを放つ。

NTT東日本は上出が5回1失点で先発の役割を果たすと、2番手の右腕・小孫竜二(鷺宮製作所からの補強)も最速152キロの速球で2イニングを零封。合計4投手の継投でトヨタ自動車を1失点に封じ、4-1で勝利している。

文:大島和人

都市対抗野球2021

【ハイライト】NTT東日本vs.トヨタ自動車

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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