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野球 コラム 2021年11月29日

【ハイライト動画あり】前回優勝のHondaが初戦敗退。ソフトバンク4位指名の野村勇の一打でNTT西日本がサヨナラ勝ち。元ロッテ渡辺俊介監督率いる日本製鉄かずさマジックが初戦突破。都市対抗野球 11月28日の結果

野球好きコラム by 大島 和人
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11月28日大会初日は1回戦3試合

11月28日(日)、第92回都市対抗野球大会が開幕した。コロナ禍の開催だが、多くの観客が東京ドームを訪れ、応援ステージも復活した。華やいだ空気の中で野球を楽しめる喜びを噛み締めた大会初日だった。

○JR東日本東北(仙台市)5-3 Honda(狭山市)●

JR東日|0 0 1 0 1 0 3 0 0|5
Honda |0 0 0 2 0 0 1 0 0|3

大会初日の第1試合はJR東日本東北(仙台市)とHonda(狭山市)の対戦だった。JR東日本東北は3回表、5番・石井信次郎が一死満塁からレフトに犠牲フライを放ち、1点を先制。Hondaは左腕・片山皓心が先発したものの、本来の投球でなく3回で降板する。

Hondaも4回裏、3番・井上彰吾が無死からライトに今大会第1号の本塁打を放ち同点に。さらに一死3塁のチャンスを掴むと、6番・藤野隼大が右中間にタイムリー二塁打を放ち、2-1と逆転する。しかし、JR東日本東北は5回表、6番・安西聡が押し出しの四球を選び、試合は2-2のタイに。

そして7回表、JR東日本東北は3番・鈴木聖歩が勝ち越しの2ラン本塁打。6番・安西聡がさらに一死2塁からタイムリー三塁打と畳み掛け、5-2とリードを広げる。

JR東日本東北は先発の竹本祐瑛が最速147キロの速球とスライダー、フォークなどの変化球を交えて好投。7回3失点と試合を作って降板する。Hondaは7回に2点差まで追い上げたものの、JR東日本東北は左腕・櫻糀大輝、右腕・松葉行人が好リリーフ。前回大会王者を5-3で下し、2回戦進出を決めている。

都市対抗野球2021

【ハイライト】Honda vs. JR東日本東北

●エイジェック(小山市)1-2 NTT西日本(大阪市)○

エイジェック|1 0 0 0 0 0 0 0 0 |1
NTT西日本|0 0 0 0 0 0 0 0 2X|2

初出場のエイジェックが1回表、4番・生田目忍が右前タイムリー安打を放ち1点を先制する。エイジェックの先発は左腕の林明良。大卒1年目の新人だが、最速148キロの速球でNTT西日本打線を苦しめた。初回の一死1・3塁など毎回のように走者を許したが、得点を許さない。

都市対抗野球2021

【ハイライト】エイジェック vs. NTT西日本

しかし、エイジェックもその後のチャンスを活かすことができず、試合は終盤に入る。エイジェックは林が7回で降板し、8回からは右腕・金城乃亜をマウンドに送る。試合は9回裏に大きなドラマが待っていた。

NTT西日本は無死1塁から9番・石山励雄のバントが小飛球に。金城乃亜はダイビングキャッチを狙うも、グラブに当ててこぼしてしまう。打者もセーフとなり、NTT西日本は無死1・2塁とチャンスを得る。直後に捕手の牽制球で二塁走者が刺され、一死1塁とチャンスが潰えたかに見えたが、1番・酒井良樹はライト前安打でつなぎ、一死1・2塁とチャンスが続く。

2番・平良竜哉のカウント1-0から、3番手の竹内裕太が痛恨のボークで一死2・3塁。2番打者らしからぬフルスイングを見せる平良はレフト前にタイムリー安打を放ち、NTT西日本はまず1-1と同点に追いついた。その後、3番・藤井健平は申告敬遠で出塁して一死満塁。NTT西日本はソフトバンク4位指名の4番・野村勇が竹内の初球をレフト前に運び、これがサヨナラ安打となった。

◯日本製鉄かずさマジック(君津市)5-3 西濃運輸(大垣市)●

日本製鉄|0 0 1 0 0 0 4 0 0|5
西濃運輸|0 0 0 1 0 0 0 1 1|3

日本製鉄かずさマジックは3回表、無死から7番・田中健がレフトにソロ本塁打を放ち先制。西濃運輸も4回裏、一死1塁からエンドランを仕掛け、3番・伊礼翼がレフト線にタイムリー二塁打。1-1と同点に追いつく。

しかし、かずさマジックは7回表、7番・田中健が一死3塁からレフト前にタイムリー安打を放って勝ち越す。試合前に10年連続出場の表彰を受けたキャプテン田中は、4打数3安打2打点と大活躍を見せた。

かずさマジックはさらに一死満塁と攻めて、1番・奈良原稔也が右中間を破る走者一掃のタイムリー三塁打。5-1と大きくリードを広げる。西濃運輸は日本製鉄かずさマジックの2番手・橘朋晃から8回、9回と1点ずつ奪ったものの届かず、日本製鉄かずさマジックが5-3と勝利している。

文:大島和人

都市対抗野球2021

【ハイライト】西濃運輸 vs. 日本製鉄かずさマジック

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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