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野球 コラム 2021年9月22日

【横浜好き】4位に浮上、9月だけならセ・リーグ首位となった1週間「週刊ベイスターズいいとこどり」9月14日~20日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

2連戦が続いたシルバーウイーク前のセ・リーグ。東京、広島のロードの後、横浜での8連戦も始まりました。守護神交代に、遅れてきた助っ人の完封劇もあった1週間、月曜日の試合も含めて今回も「いいとこ」、探していきましょう。

◆後半負けなしの巨人戦6連勝を達成

ロースコアの接戦を制した巨人との初戦は、先発したロメロが8回途中2失点の好投。1点差に詰め寄られ、なおも1死1塁とされたが、代わったエスコバーが代打の北村拓己と坂本勇人を連続三振に打ち取った。9回は三嶋一輝が巨人の反撃を許さず、最後は途中出場でセカンドに入った大和の超美技でロメロに来日2勝目をプレゼントした。

打撃陣は桑原将志が試合を振り出しに戻す同点弾を含む2安打。牧秀悟が決勝点となる17号2ラン本塁打を放った。この日の勝利で対巨人戦は後半戦負けなし、2引き分けを挟んで6連勝となった。

終始リードの展開で、巨人戦連勝がまたひとつ延びたと思われた第2戦は、三嶋が2点リードを守れずまさかのサヨナラ負け。牧が初回の満塁のチャンスでの2点タイムリーにバックスクリーンへの本塁打など、三塁打が出れば今季二度目のサイクルヒットとなる3安打3打点の活躍。

オースティンは8回に貴重な追加点となる26号ソロ本塁打を放った。9回に代打で登場した楠本泰史が追加点の起点となる二塁打で好調をアピールした。

投手陣は6回途中3失点で降板した大貫晋一の後を継いだ伊勢大夢、エスコバーが無失点。山崎康晃も本塁打の1点のみに抑え、桑原、宮崎敏郎が守備で好プレーを見せるなど、いい流れで試合を進めたが、三嶋が9日の巨人戦に続く背信投球で巨人戦7連勝の夢が絶たれた。

◆山崎が431日ぶりのセーブ

雨天中止で初戦を流した広島との一戦は、先発した京山将弥が7回途中1失点と好投。同点のまま2死1・3塁のピンチで降板した京山に勝敗は付かなかったが、リリーフした砂田毅樹がピンチを凌ぎ、直後に味方が勝ち越したため、打者1人で勝利投手になった。リードした8回はエスコバー、9回は三嶋に代わって守護神に復帰した山崎が無失点に抑えて431日ぶりのセーブを記録した。

決勝点は相手失策によるものだったが、佐野恵太が初回の内野ゴロの間の打点と勝ち越しの一打で2打点。宮崎が2安打と押し出し四球を含む2四球と全打席で出塁し、途中出場の森敬斗がダメ押し点となる犠牲フライを放った。

◆先発が2試合連続の完投勝利

横浜スタジアムに戻っての中日との2連戦は、投打が噛み合っての連勝となった。12安打9得点と打線が機能した初戦は、先発した今永昇太が9回118球を投げ切り、被安打4、1失点の好投。打っても2点タイムリー安打と、投打の活躍で今季初完投勝利をマークした。

スタメン9人中7人が打点をマークした打線は、先頭打者本塁打の桑原が2安打。ソトが2本のタイムリーで2打点、佐野と宮崎がともに2安打1打点、柴田がタイムリー安打、オースティンは犠牲フライで打点を記録した。打点なしの牧もマルチ安打で存在感を発揮した。

敬老の日、月曜日に行われた第2戦は、ロメロが9回107球を投げて被安打6、3四球と走者を出しながら、要所を締める投球で来日初完投、初完封をマークしてお立ち台に立った。

攻撃陣は、桑原が2試合連続となる先頭打者本塁打から2回もタイムリー二塁打、6回の第4打席にも内野安打を放って3安打2打点。佐野は2回にタイムリー二塁打、5回にはソロ本塁打、7回にも安打を放ってこちらも3安打2打点と、いずれも三塁打が出ればサイクルの活躍。

2人は外野守備でも好守でロメロを助けた。2番でスタメンの大和がタイムリー安打を含む2安打、宮崎もタイムリー二塁打でそれぞれ1打点、ロメロは打者としても2安打を放った。

月曜日を含めた1週間の成績は4勝1敗。中日に代わって4位に浮上し『9月だけなら9勝5敗1分、勝率.643でセ・リーグ首位』という記事も出た。

クライマックスシリーズ圏内の3位までは9.5ゲーム差と遠いが、今後の頑張りで、これをなんとか“後半戦なら“に変え、そして来季は……。開幕ダッシュを決めて“最初から”最前列へ、刺激的な、未知なる世界を期待させる、9月のベイスターズの戦いぶりだ。

◆先週のベイスターズ

14日(火)◯ 3-2 巨人
15日(水)● 6-7 巨人
17日(木)中止  広島
18日(金)◯ 4-2 広島
19日(日)◯ 9-1 中日
20日(月)◯ 6-0 中日

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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