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野球 コラム 2021年9月1日

菊池雄星、強力打線を7回零封で久々のクオリティスタート

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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この日は7回を零封

菊池雄星がオールスター選手の面目躍如たる圧巻のパフォーマンスを見せた。

マリナーズの左腕は現地8月31日(日本時間9月1日)、本拠地Tモバイルパークでのアストロズ戦で先発登板すると、リーグ屈指の強力打線を相手に7回を投げ、4安打無失点4奪三振2四球の快投を見せ、チームの勝利に貢献した。試合は4-0でマリナーズが勝利したが、菊池は0-0の場面での降板となったため、今季8勝目はお預けとなった。

現地局『CBSスポーツ』は、同日付で電子版に掲載した速報記事で、「キクチは試合を通して、かなり手強いアストロズ打線を手なずけることができ、最大の脅威は2回と4回に一死で走者2人を背負った場面だった」とした。

そして、「この成功裏に終わった先発登板は、今季初めてオールスターに選出された彼にとって、今季自己最長タイであり、しかも得点を許すことなく5試合振りのクオリティスタートを達成した」と伝えた。

一方、『MLB.com』は日替わりで掲載しているスタッツ系の記事に「キクチが速球を取り戻す」とのタイトルを冠し、記事の中で、「ユウセイ・キクチは、ヒューストン相手に再び速球の球速を披露しただけでなく、自身の速球について、強い信念という無形の要素を再発見した」と伝えた。

それに続けて記事では、この日の左腕の投球内容について、「キクチはフォーシームを65%の割合で投げたが、これは彼がマリナーズに加入した2019年以降に登板した66試合で、最も高い使用率だった」とした。

さらに「この自信が1つの助けとなり、彼は対戦した26人中、21人の打者に初球ストライクを投げることができ、これら全てがアメリカン・リーグ最高の打線を相手に7回無失点という投球に繋がった」と振り返った。

菊池は現地6日に敵地にて再びアストロズと対戦する予定となっており、リターンマッチに臨む強力打線に対し、どのような勝負を見せてくれるのか、非常に楽しみなところである。

J SPORTS編集部

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