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1918年と1919年の2シーズンでは、ルースの登板機会が1917年以前と比べて半減しつつ、打席数が倍増したことから、記事ではこの2シーズンのみ、「真の二刀流プレーという観点から、ルースによるオオタニ的なシーズンだった」としている。
そして、二刀流選手としてのルースの記録を「1918年に打者として.966 OPSに11本塁打という記録を残したルースは、1919年になると1.114 OPS、29本塁打をマークし、投手としてはそれぞれのシーズンの防御率を2.22そして2.97とした」と簡単に振り返った。
◆ベーブルース 1917~1920年成績
・1917年:326.1回、24勝13敗、防御率2.01、128奪三振/142打席、打率.325、 2本塁打、 12打点
・1918年:166.1回、13勝 7敗、防御率2.22、 40奪三振/380打席、打率.300、11本塁打、 66打点
・1919年:133.1回、 9勝 5敗、防御率2.97、 30奪三振/542打席、打率.322、29本塁打、114打点
・1920年: 4.0回、 1勝 0敗、防御率4.50、 0奪三振/616打席、打率.376、54本塁打、137打点
◆大谷翔平 2021年成績(8月20日現在)
・2021年:100回、8勝1敗、防御率2.79、120奪三振/477打席、打率.272、40本塁打、88打点
その上で、「オオタニの2021年はこれら何れのシーズンとも一致しない」とし、次のように新旧の二刀流スターを比較している。
「オオタニは今年、24試合に先発登板するペースでプレーしているが、これはフルタイム投手としてのルースよりは少ないながら、(二刀流でプレーしていた)パートタイム投手としてのルースよりは多い」。
「そして、オオタニは600打席を上回るペースでプレーしているが、これはルースが投手としてもプレーしていたどのシーズンよりも多い」。ただ、ルースに対して公正を期すために言うと、オオタニはほとんど指名打者としてのみ起用されているため、彼にはルースがしたように守備の重荷は加わらない。
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