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野球 コラム 2021年7月26日

ダルビッシュ有、打球初速の遅い2発を浴び、5敗目

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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後半戦は未勝利

パドレスのダルビッシュ有は現地7月25日(日本時間26日)、敵地でのマーリンズ戦に今季8勝目を期して先発登板するも、5回5安打4失点で5敗目を喫した。

この試合で、逆方向へ比較的打球初速の遅い本塁打を2本浴びた右腕について、地元紙『サンディエゴユニオントリビューン』は、同日付で電子版に掲載した記事の中で、「彼の投球は酷かったわけではないが、リーグ優勝争いをする先発ローテーションの一番上に立つ男としては十分な投球をしなかった」と評価した。

また、くだんの2被弾については、「マーリンズのボールパークはメジャーリーグの球場で最も1試合あたりのホームラン数が少ない」とし、「ローンディポットパークの壁は本塁から遠く、新しい人工芝となったことで、屋根を開ける必要はなくなった」とした上で、「打ち上げられたボールは、あたかも外野の空調による真空へ入って行くようだった」と表現した。

ダルビッシュが被弾した2本のホームランの打球初速は、それぞれ95.6マイル(約153.9キロ)と93.5マイル(約150.5キロ)だったのだが、記事によると、「ダルビッシュの緩い打球での2被弾は稀」と伝えた。

記事では、「この土曜までメジャーリーグで打たれてきた3,525本のホームランのうち、打球初速が94マイル以下だったのは37本(1.04%)しかなく、打球初速96マイル以下もさらに86本(トータル121本で3.4%)しかない」とのこと。

なお、記事ではシーズン後半に入り未勝利のエースについて、「今季最初の16試合では彼のスライダーに対する相手打者の打率は.119だったが、ここ4試合の被打率は.286となっている」とし、「速球もこれまでよりストライクに投げられていない」と、不調の原因を論じた。

J SPORTS編集部

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