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野球 コラム 2021年7月10日

大谷翔平、「次のルースでなく、最初のオオタニ」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平がまたも“ノー・ダウター”弾で歴史を作った(ノー・ダウターとは“疑いようのない”の意であり、転じて“打った瞬間それと分かる本塁打”を指す言葉)。

エンジェルスの二刀流スターは現地7月9日(日本時間10日)、敵地Tモバイルパークでのマリナーズ戦に2番・指名打者で先発出場すると、3回の第2打席に右翼スタンド最上段へと消える超特大の33号ソロを放った。

『MLB.com』は推定飛距離463フィート(約141.1メートル)、打球初速116.5マイル(約187.5キロ)に達したこの特大アーチの動画に「ノー・ダウターの定義」とタイトルを付けて配信。

また、エンジェルスは公式ツイッターに大谷弾の洗礼を受けた相手投手マルコ・ゴンザレスの俯く画像を投稿し、「大丈夫だよ君、これは文字通り、誰にでも起こることだから」との一文を添えた。

また、同サイトでエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、大谷の強烈な一打が右翼スタンド最上段の彼方へと消えたことから、試合終了前に「オオタニが33号を見えなくなるまで飛ばし、歴史を作る」と題した記事を投稿。

大谷翔平、33号ソロ

その中で、この本塁打はスタットキャストが導入された2015年以降では、同スタジアムで最も打球初速の速かった本塁打であり、さらに、これで外国人選手(米国人でない)としてのオールスター前の本塁打数で、サミー・ソーサの歴代最多タイに並んだことを伝えた。

また、大谷はこれで、直近21試合で16本塁打を放ったのだが、同記事によると、同一シーズン中の21試合のスパンで16ホーマーを記録したのは、アメリカン・リーグでは今回の大谷が史上初とのこと。

なお、『MLB.com』は前日付で「オオタニは本当に現実のスーパーヒーローになるかもしれない」と題した大谷に関する特集記事を掲載。記事では冒頭で、6月中旬以降の二刀流スターによる現実離れしたプレーについて振り返り、さらに投打に加え走塁に関するスタッツを掘り下げ、このままのペースで行くと、今季の大谷が実在のスーパーヒーローになると力説。

その中で、大谷の現在地について、「可能なら、アーロン・ジャッジより成功している打者で、マックス・シャーザーかカルロス・ロドンよりも1打席あたりの被安打が少ない投手で、トレバー・ストーリーよりも速い走者を想像して欲しいのだが」。

「その上で思い返すと、それは想像しなくても良い話で、なぜならそれがオオタニだからだ。彼はここにいるのだ。彼は今、それをやっているのだ。毎晩」と表現した。

さらにベーブ・ルースとの比較については、小見出しで「ベーブより優れている」とし、様々な角度から大谷とベーブ・ルースの比較を行いつつ、記事の末尾で「全ての比較が“次のベーブ・ルース”ということになっているが、それは必ずしも正しくない」とした・

その上で、「彼(ルース)は新しい国に来たわけではなく、多国籍のロースターと対戦したわけでもなく、国を横断する飛行機移動をしたわけでもなく、エンドレスの救援投手と対戦したわけでもなく、オオタニが対戦している様なとてつもなく才能のある相手と対戦したわけでもない」。

そのことから、「オオタニは次のルースでもないし、次の何者でもない」とし、「彼は最初のショウヘイ・オオタニなのだ」と、大谷がMLBの歴史に新たな地平を切り開いていると説いた。

目下、現実のスーパーヒーローはエンジン全開でオールスターに向かっている

J SPORTS編集部

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