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オールスターも二刀流で
今季のオールスターゲームに、ファン投票で指名打者として選出され、選手投票で投手として選出された大谷翔平による、球宴でのリアル二刀流が確定した模様である。
地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、現地5日付で電子版に大谷が投打の両方で球宴に出場することが、確定した旨を伝える速報記事を掲載し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニのオールスター参加に関する大きな疑問に対する答えが出た」とした。
その上で、「ジョー・マドン監督は、オールスターでアメリカン・リーグを率いることになるタンパベイ・レイズのケビン・キャッシュ監督と会話し、キャッシュ監督のプランでは、7月13日のオールスターゲームで、オオタニに対し、スタメンの指名打者という役割に加え、試合のどこかの時点で投げさせる予定であると聞かされたと述べた」と伝えた。
記事によると、大谷の球宴でのリアル二刀流について、マドン監督は、「ショヘイはやる気だよ。我々が彼に無理にやらせようとしているわけではないんだ」。
「単に彼が登板前日、登板する試合、そして登板した翌日の試合でプレーしたがるのと同じなんだ。彼は完全に溶け込んでいるね。我々はそれを実現する上で、最良の方法を考え出そうとしているんだ」と述べたとのこと。
なお、記事では大谷が球宴に指名打者として先発出場しつつ、投手としても出場するには、幾つかクリアしなければない点があるとしており、「第一に、ア・リーグがDHを投手として出場させた後も、DH制を失わないよう、ルールを微調整する必要がある」と指摘。
しかし、「MLBは珠玉のイベントで、できる限りオオタニを披露したいと考えており、オールスター戦は、もうワールドシリーズの本拠地アドバンテージを決定するためのゲームではなくなったので、ルールを調整することは問題ないないだろう」と予想。
さらに、大谷が登板するタイミングについて、「オオタニを先発投手兼DHとして出場させれば、通常の試合と同じように試合前の準備ができるので、一番シンプル」とした。
その一方、「ア・リーグにはゲリット・コール(ヤンキース)、カイル・ギブソン(レンジャーズ)、ランス・リン(ホワイトソックス)、そしてカルロス・ロドン(ホワイトソックス)と、オオタニより良い数字を残し、先発投手の栄誉により相応しい徒手がいる」と、大谷の先発投手兼指名打者としての起用には疑問符を灯した。
また、指名打者として先発出場しつつ、リリーフとして登板する場合、記事では、投球の準備のため遅いイニングでの登場になるであろうと予測している。
何はともあれ、大谷の二刀流がオールスターの大舞台で見られるというのは、この上ない朗報である。
J SPORTS 編集部
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