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マリナーズの菊池雄星は現地7月1日(日本時間2日)、敵地でのブルージェイズ戦で先発登板し、7回5安打1失点1四球6奪三振の快投で今季6勝目を挙げた。
【 #マリナーズ 】#菊池雄星 が6勝目をマーク
— MLB Japan (@MLBJapan) July 2, 2021
ブルージェイズ戦に先発し7回を5安打6奪三振1失点と今日も抜群の投球を披露してくれました#日本人選手情報 pic.twitter.com/g15j6pIfz4
『MLB.com』は同日付で掲載した試合の速報記事の中で、この日の左腕について、「支配的な7イニング」と表現し、さらに「マリナーズは球団でベストの投手たちによる活躍が、最近の好調を後押ししており、特に、キクチがどれだけ支配的になったかが大きい」と、先発ローテーションの核として、高い確率でクオリティスタートを達成する菊池を評価した。
なお、記事によると試合後、マリナーズを率いるスコット・サービス監督は、「私は試合前に、(キクチは)オールスターゲームで投げるに値すると考えていると述べたが、今日、彼はそれを裏付けたね」と述べたとのこと。
6勝目をマーク
サービス監督同様、地元紙『シアトルタイムズ』も、同日付で電子版に「ユウセイ・キクチによる2021年のスタッツは完全に目が飛び出るほど驚くべきものではないものの、彼はオールスター選出の考慮に値する」と題した記事を掲載し、菊池のオールスター出場の妥当性を主張している。
記事では今季の左腕の成績について、「15試合に先発し、93回1/3を投げ、6勝3敗、防御率3.18、93奪三振31四球とし、対戦打者の成績を打率.195/出塁率.265/長打率.353としているキクチの全体的な数字は目が飛び出るほど驚くべきものではない」と前置き。
そして、「規定に達したアメリカン・リーグの先発投手のなかで、キクチの防御率3.18は6位にランクインしており、対戦打者の打率.165は2位の成績となっている」点を指摘し、さらに「しかし、これらのスタッツでは、チームにとってのキクチの重要性を測定することはできない」とした。
その上で、「先発ローテーションに故障者が続出するなか、彼は予定された試合の全てで先発マウンドに上がり、15試合中10試合でクオリティスタートを達成しつつ、5回を投げ切れなかったのは2回のみで、しかもうち1回はピッチャー返しが膝に直撃したことによる途中降板だった」と、スタッツには表れ難い菊池の安定感と信頼性の高さについて触れた。
また、記事では今季の菊池が「先発した全ての試合で大量失点イニングを回避している」点についても言及しており、「キクチには(自分がオールスターに)相応しいと証明するための機会が、あと2試合残されている」と、球宴前の残り試合のパフォーマンス如何では、左腕にも十分にオールスター選出の可能性があることを示唆した。
J SPORTS 編集部
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