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野球 コラム 2021年6月15日

大谷翔平、オールスター投票でDH部門トップ。二刀流で出場するための3つの問題

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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MLBは現地6月14日(日本時間15日)、同7月13日にデンバーのクアーズフィールドにて開催される、2021年オールスターゲームへ向けたファン投票第1フェーズの中間報告を発表。これによると、エンジェルスの大谷翔平はアメリカン・リーグ指名打者部門で33%の票を獲得し、目下首位に立っている。

現在、大谷は2位以下(2位は得票率18%のJ.D.マルティネス、3位は同9%のヨルダン・アルバレス)に大差をつけているだけに、このまま投票の第2フェーズへ進むのは確実視されており、打者として現在のペースで活躍し続ければ、さらに第2フェーズでも首位選出される可能性は非常に高いと言えそうだ。

オールスター投票ア・リーグDH部門のトップ

なお、地元紙『オレンジカウンティレジスター』は同日付で電子版に大谷が球宴投票でリードしていることを伝える記事を掲載し、その副題を「理論的にオオタニは球宴にDH、そして投手として出場できるが、それを実現させるためには、幾つかの問題に取り組まなければならない」として、二刀流での球宴出場の可能性を指摘した。

記事ではまず、投票でトップに立っている二刀流スターについて、「メジャーでオールスター出場経験のないオオタニは、指名打者候補の中の得票率で首位に立っているが、球宴では投手としても出場できる可能性がある」とした。

その上で、「もちろんオオタニが打って投げられたら、野球界にとって珠玉のエキシビションとも言える最高のショーとなるが、それが実現するには幾つか越えなければならないハードルがある」とし、次の3点を指摘。

記事では最初のポイントとして、「これにはエンジェルスとオオタニが了承しなければならず、これは大丈夫かと思われるが、彼の負荷を考えると確実とは言えない」としている。

現状、マドン監督はこの件について、「もし、彼がそれをできるのであれば、私には異論はさらさらない。彼のスケジュールはこれまで最高だ。投球回数や投球数など全てが適切だ」と述べたとのこと。

次に記事では、「もし、オオタニはDHとして球宴出場を果たしつつ、投球もすることになると、選出された投手の1人にとって、試合に出場できるスポットが1つ少なくなってしまう」とし、選出されつつ出場できない投手が出て来る可能性を指摘。

さらに3つ目の問題点として、通常の試合では指名打者が投手としてプレーした場合、その試合では指名打者が適用できなくなることから、「もし、オオタニがDHとして先発出場しつつ、投げるのであれば、ルールをどうにかして調整する必要がある」点を指摘。

「オオタニを前面に押し出すのは、MLBにとっても関心事であることを鑑みると、オオタニのためにルールの曲解を許可するのではないかと見られる」と予想した。

果たしてリアル二刀流でのオールスター出場は実現するのか?今季、これまで大谷が成し遂げてきた歴史的快挙のペースを考えてみると、それもベースボールの神が定めた予定調和の1つとして組み込まれている気がする。

J SPORTS編集部

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