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野球 コラム 2021年6月13日

【ハイライト動画あり】僅差をものにした福井工大 福井工業大学 vs. 福岡大学 全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 岩瀬 孝文
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決勝進出を果たした福井工大

「決勝進出、まさかのですね」
前の試合で17点もの大量点を得ていた福井工大。この試合は一転してロースコアの展開。ともすれば大味なゲームの後には、抜けたスキのある試合になりがち。下野監督はそれを熟知していた。
そのゆったりとした体格から、選手たちに『次はちゃんとシメなきゃいかんな』と説いていた。

先発した祝原投手(福井工大)

準々決勝で、強豪国学院大にタイブレイクで勝ち、その勢いでベスト4の福岡大。
ともに1点を争う緊迫した投手戦となった。

福井工大は初回の3安打で1点を先取。得意とする先行逃げ切りのスタイルで始まる。
5回表には福岡大の満塁をダブルプレーでしのぎ、さらに7回の木村外野手(沖縄尚学)のダイビングキャッチなど素晴らしい守備で、掴んだ流れを渡さない。

そして8回裏にはその木村が初球をセンター前にシュアな打撃で2塁打、さらにワイルドピッチで3塁へ進んでいた佐藤外野手(福井工大福井)を返した。
ついに欲しかった1点をもぎ取り2-0で最終回へ。

藤松投手(福岡大)

三塁打を放った4番井上(福岡大)

そこまで好投していた福岡大の藤松投手(西日本短大附)は終盤にコントロールが乱れ、痛打されてしまった。牛島投手(久留米商)へ継投がもう少し早ければ、だが、これは勝負のあやであろう。

全日本大学野球選手権2021

【ハイライト】福井工業大学 vs. 福岡大学

福井工大 下野監督

「スクイズするよりは、選手を信じて思い切り打たせる。ほんとうに今日の勝利はうれしいですね」
と、しみじみと語る下野監督。
福井工大はしっかりと決勝へと進出を果たした。

ふと思う、もし、あの巨漢で重量ある下野監督が胴上げとなると……。
いやそれは、余計なお世話というもの。

明日の決勝戦、これも好試合になりそうだ。

文・写真/岩瀬孝文

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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