【ハイライト動画あり】富士大学、岐阜聖徳学園大学に逆転勝ち。全日本大学野球選手権

6月7日（月）1回戦　東京ドーム第4試合

第70回全日本大学野球選手権記念大会は7日に開幕。大会初日は神宮球場で3試合、東京ドームで4試合が行われた。東京ドームの第4試合は、富士大学（北東北大学野球連盟）と岐阜聖徳学園大学（東海地区大学野球連盟）の対戦だった。

岐阜聖徳は春の岐阜県リーグで4位にとどまったものの、上位3校に新型コロナウィルス陽性者が出た影響による「繰り上げ」で東海地区大学野球春季選手権大会に出場。三重、静岡も含めた3県の代表によるリーグ戦を制して選手権の出場権を得たチームだ。

岐阜聖徳は1回裏、3番・横井一樹が一死3塁からレフト前タイムリー安打を放ち先制。富士大の先発・佐藤柳之介を降板に追い込む。さらに6番・木村慎太が二死1・2塁からライト前タイムリー安打を放ち、2-0で初回の攻防を終える。

ただし、岐阜聖徳は合計11安打を放ちチャンスは作ったものの、2回以降はホームが遠かった。

富士大は山川穂高、外崎修汰らの人材を過去に輩出した強豪で、すぐにビハインドを詰めていく。まず2回表、7番・野田陸翔のショートゴロが相手の悪送球を誘い、二塁走者が生還して1点差に追い上げる。さらに3回表、3番・山城響の2ラン本塁打で逆転に成功した。

富士大は4回裏二死1・2塁から、春季リーグで7勝を挙げた3年生右腕・金村尚真を起用する盤石の試合運び。５回に2番・山田利輝の犠飛で追加点を挙げると、9回には巧みなダブルスチールを成功させて5-2とリードを広げる。

金村は最速149キロの速球とスライダーが活き、5回3分の1を無失点に抑える好リリーフを見せた。富士大が5-2で岐阜聖徳を下し、2回戦進出を決めている。

◆試合結果

富士大学｜0 1 2 0 1 0 0 0 1｜5
岐阜聖徳｜2 0 0 0 0 0 0 0 0｜2

◆バッテリー

・富士大学：佐藤柳、板垣、金村-佐藤大
・岐阜聖徳：橋本、正木、伊藤翔、有賀-反頭

文：大島和人