【ハイライト動画あり】天理大学、開幕戦を8回コールドで石巻専修大学に勝利。全日本大学野球選手権

6月7日（月）1回戦　神宮球場第1試合

第70回全日本大学野球選手権記念大会は7日に開幕。大会初日は神宮球場で3試合、東京ドームで4試合が行われる。

神宮球場の第1試合は石巻専修大学（南東北大学野球連盟）と天理大学（阪神大学野球連盟）の対戦となった。

天理大は1回裏、石巻専修大の左腕・齋藤智哉を捉える。1番・山尾拓摩が二塁打で出塁し、一死から3番・友杉篤輝がレフト前タイムリー安打を放って先制。さらに二死満塁から7番・藤森涼一がセンター前のタイムリー安打を放って3−0とリードを広げる。

天理はリーグ戦で5勝0敗、防御率0.32と好投した左腕・井奥勘太が好投。井奥は速球の球速こそ140キロ以下にとどまったが、スライダーやチェンジアップ、カーブが内外角のコースに決まり、相手打線の打ち損じを誘っていた。初回に迎えた一死2塁のピンチを切り抜けると、以後は危なげない投球を続ける。

一方の天理大打線は石巻専修大の継投に苦しみ、追加点を挙げられなかった。しかし、8回にようやく集中打を浴びせ、試合を決める。天理大は相手の失策などで一死2・3塁のチャンスを作ると、9番・久後健太の三ゴロで三塁走者を迎え入れる。さらに連続四球で二死満塁とチャンスを広げ、3番・友杉篤輝が走者一掃のタイムリー三塁打。ここで7点差以上が確定してコールドゲームとなり、天理大が7-0（8回コールド）で石巻専修大を下した。

天理大は井奥勘大が8回を被安打4、四死球3に封じて見事な完封勝利。打線は3番・友杉が5打数4安打4打点で勝利の立役者となった。また藤森涼一の俊足も光った。

◆試合結果

石巻専修｜0 0 0 0 0 0 0 0 ｜0
天理大学｜3 0 0 0 0 0 0 4X｜7

◆バッテリー

・天理大学：○井奥-小林
・石巻専修：●齋藤智、渡邊、渋谷、小野、清水-角田

文：大島和人