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メジャートップの14号を放った大谷
エンジェルスの大谷翔平は現地5月18日(日本時間19日)、本拠地エンジェルスタジアムでのインディアンス戦に2番・指名打者で先発出場すると、初回の第1打席にMLBトップ独走となる今季14号ソロ本塁打を放った。
地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、二刀流スターが反撃の狼煙となる特大アーチを放ちながらも、エンジェルスが接戦を落としたことから、同日付で電子版に記事を掲載。
その冒頭で、「ショウヘイ・オオタニが引き続き、現代版ベーブ・ルースへの変貌を進めた夜、エンジェルスは劣勢を挽回し、8回にクリーブランド・インディアンスに追いつくも、1つの投球が全てをひっくり返し、フラストレーションの溜まる敗戦につながった」と報じた。
記事では、センター方向への大飛球となった大谷の14号ソロについて、飛距離は440フィート(約134.1メートル)で、「今季、オオタニが打った2番目に飛距離の出た本塁打だった」と伝えた。
そして、「オオタニはこれで、3試合連続で本塁打を放ち、直近5試合でも4本打っている」とした上で、「エンジェルスの水曜の先発投手は、本塁打14本でメジャートップに立っている」と、ほとんど非現実的とも言える事実を淡々と伝えた。
また、『MLB.com』は同日付で大谷の14号アーチを伝える記事を掲載し、その冒頭で、「今、野球界でショウヘイ・オオタニのしていることを真似できる者はいない」とした。
その上で、「エンジェルスの二刀流スターは、火曜の夜にMLBトップの14号ホームランを放ち、膨らみつつある彼によるアメリカン・リーグMVP獲得の正当性を高めた」と伝えた。なお、同記事によると、この本塁打の打球初速は111.9マイル(約180.1キロ)だったとのこと。
大谷による今季の現実離れしたパフォーマンスは別スポーツの専門誌をも惹き付けているようで、米国の『ゴルフダイジェスト誌』は現地18日付で電子版に「ショウヘイ・オオタニの打撃ゾーンは、公式にジョン・ダウドの領域に入った」と題した記事を掲載した。
ジョン・ダウドとは、テレビゲーム『MVPベースボール2005』に登場する架空の最強打者であり、その実、権利問題で名前と肖像が使用できなかったバリー・ボンズの替玉。
だが、記事ではその架空の最強打者について、「手短に話すと、ダウド(ボンズ)はゲームで最大の“打撃ゾーン”を持っていた」とし、「(ダウドには)苦手、あるいは飛ばせないゾーンはなかった」と説明。その上で、「2021年にショウヘイ・オオタニは瞬く間にジョン・ダウドの現実版になった」と論じた。
記事では、まず大谷が現地14日にフェンウェイパークで放った11号について触れ、低めのボールを泳ぎながら「グリーン“いまいましい”モンスター越え」としたことから、「正当に人間ではない」と表現。
さらに記事では大谷が放った13号本塁打の投球が『ほとんど目の高さ』だったことから、「彼はそのレベルをもう一段上げた」とし、「もし、もし、もし、もし、彼がケガをしなければ、人々は彼が史上最高の選手になることに同意しつつある」と伝えた。
J SPORTS 編集部
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