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野球 コラム 2021年5月1日

有原航平、「問題は解決してない」と現地メディア

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今季3敗目を喫した有原

レンジャーズの有原航平は現地4月30日(日本時間5月1日)、今季3勝目を期して、本拠地グローブライフフィールドでのレッドソックス戦で先発登板するも、2回2/3を投げ4安打6失点2四球1奪三振と、前回同様、3回を持たずに降板し、今季3敗目を喫した。なお、許した4安打の全てが本塁打だった。

現地局『CBSスポーツ』は、同日付で電子版に掲載した記事の中で、この日の右腕の立ち上がりについて、「ボストンは出だしからアリハラに襲いかかり、1アウトが記録される前に、J.D.マルティネスが3ラン弾を放つと、ザンダー・ボガーツがソロ弾を放ってこれに続いた」と振り返った。

さらに「28歳が、3回にマルティネスとラファエル・デバースにそれぞれソロ弾を浴びた」ことから、「MLBキャリアにおいて将来有望なスタートを切ったアリハラだったが、ここ2試合の登板では、わずか4回2/3で5本塁打、11失点を喫した」と伝えた。

一方、地元紙『ダラスモーニングニュース』は、同日付で電子版に掲載した試合の速報記事の冒頭で、前回登板時に有原に癖などで球種を読まれる“ティッピング”が疑われたことから、「金曜の夜に先発する前に、コウヘイ・アリハラはドウ・マティス投手コーチと、彼の投球に関するティッピングの可能性を回避する取り組みを行った」と報道。

初めの2人の打者を四球で出塁させた後に本塁打を浴びたことから、「5日前にルーキーを悩ませた問題が何であれ、それは解決していないように見えた」と伝えた。

さらに記事では、「今回についてクリス・ウッドワード監督は、アリハラが投球をティッピングされたとは考えておらず、球速と有効性が落ちたことに懸念を示した」と伝えている。

そして監督自身、「スプリットの球速がかなり遅かったようだ。だから、私には何だか分からない。他に何かあるのか分からない。我々は彼に聞いてみた。彼は問題ない感じだったと言った。中4日の休み(が問題)なのか分からない。これは今後、我々が対処しなければならない問題だ」と述べたとのこと。

記事によると、「アリハラが投じた55球のうち、空振りは1回のみ」とのことで、開幕から1ヶ月で、ルーキーの右腕には、何やら深刻な問題に対する修正が求められているようだ。

J SPORTS編集部

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